カテゴリー: 経済・政治・国際

「情実融資」という言葉に思ったこと

中身を読んでいないので何とも言えませんが、今日、電車のつり広告で、週刊新潮の記事タイトルに以下のようなのがありました。

金融庁も関心! 「菅直人」元総理の実母に情実融資した「多摩信金」の幹部会議事録

んー、まず、相手が政治家の親族であるかどうかはさておき、「情実融資」というのがどういうモノだったのか、が気になりました。

実のところ、私も前職で、某銀行の融資システムを設計・開発したことがありますので、融資がどの様に行われるかについては、ある程度知っています。

融資の際には、「現在の資産負債」「年間の収益」など、金額面での返済可能能力を査定します。基本はこれです。ただし、これだけで査定するわけではありません。ここに「社長のやる気」「事業の将来性」「これまでの付き合い」などの、担当者が入力する項目が有り、それを総合的に考えて行うわけです。

この「これまでの付き合い」なんかは、正直な話、「情実」の部分ですよね。銀行などの金融機関は、そこまでをリスク管理した上で、融資を行うわけです。ですので、個人的には

「情実融資の何が悪いの?」

と思ってしまいます。もし、「情実」の部分を過大に見積もり、金融機関が回収できないような融資を行ったということであれば、もちろんそれは問題だし、それは単なる利益供与とか資金提供でしょ?と。やり過ぎると背任行為かな。

したがって、問題なのは背任行為になってしまいかねない程の「甘い審査の融資」なのであって、「情実融資」ではない、と思うのですが。日本語の使い方を間違えてるんじゃないか? と思ってしまいます。まぁ、週刊誌の見出しにゴチャゴチャ言っても仕方が無いとも思いますけどね。

 

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ISの文化財破壊

今回、ISがメソポタミア文明の文化財を破壊したというのがニュースで流れています。そういえばタリバンも仏教遺産を破壊しましたね。どうも原理主義というか、こういう過激な人々は他の文化を許容せず、必ず破壊するようです。

まぁ、別にこれはイスラム教に限ったことではありませんで、キリスト教だってローマ帝国の国境になった直後に、アレキサンドリアにあった大図書館に火を放って、燃やし尽くしてしまいました。おかげでヨーロッパはルネサンスに至るまでの1000年以上、古代の英知を完全に失ってしまいました。難を逃れた書物はアラブ圏で保管され、彼の地は中世世界で最先端の地域でした。

ちなみに、その流れの中に、国際光年(IYL2015)で取り上げられている「イブン・アル・ハイサム」も居るわけですが。

じゃあ、日本はどうだったのでしょう?「文化財」という点では微妙ですが、他国に対して狭量だった時代があったことは事実でしょう。併合した朝鮮半島や台湾の人々に日本語を押しつけたわけですが、言語は文化の担い手ですので、間接的に文化破壊を行ったと言っても良いかも知れません。

ヘイトスピーチもそうですが、他者を許容できない人や団体、国は、いずれしっぺ返しが自分に返ってくることを忘れてはいけないと思います。

 

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へぇ、面白いなぁ

 スウェーデンの総選挙で、「JavaScript」に1票

スウェーデンでは集計された票数が全て公開されるんだそうで。とにかく書いた内容が集計され、無効票だろうがなんだろうが、キチンと集計されて公開されるんだそうです。

これね、日本でもやれば良いと思うんだ。手間が大変だとかいろいろとあるんだろうけど。でも無効票がなんだったのかとか、そもそも投票されなかった票数が何票あったのか。票数の多い順番に並べると、無投票者数が当選者の得票数よりも多いなんて事が赤裸々に出てくるわけでしょ?そういうのをやった方が、立候補した方にもプレッシャーになるし、投票しなかった人も、自分が投票しなかったためにどういうことが起こったのかを実感できると思うんだよね。

やんないかなぁ…

 

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なんかもう、どうしようもない感じ

Q&A:既視感を覚えるタイの政治危機

毎朝、世界のニュースを観続けているのですが、シリア、ウクライナだけではなく、これもグダグダです。

地方をガッツリ抑えている与党は、選挙をすれば絶対と言って良いほど勝てるわけですが、都市の住民はそれが気に入らない。
難儀なのは、票を得るために米の買い取り制度などで金をばらまくなど、衆愚政治に近い感じになってしまっている点です。じゃあ野党はOKかというと、それはそれで問題を抱えているわけで…これ、出口が全く見えない問題ですね。困ったもんです。タイも行ってみたい国なんですけどねぇ…

 

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ちょっと面白い内容だった

「100年の衰退」の教訓:アルゼンチンの寓話

UKのエコノミスト誌の記事です。

ここではアルゼンチンを引き合いに新興国の危機が語られていますが、国も栄枯盛衰を繰り返すものです。イタリアやギリシアの問題にも触れられていますが、日本だって他人事ではないわけです。

「日本という国は滅びない」

というのはタダの幻想です。これまでも鎌倉、室町、江戸の各幕府は滅び、1945年には大日本帝国が滅びました。国は滅びてもそこに住まう人間が死に絶えるわけではありませんからなんとなく繋がっているような気になるのでしょうけど、実際には日本だってこれまでに何度も「ある政治体制としての国」は滅びているのです。

というわけで、ちょっと短いかも知れませんが、そろそろ日本国も経済的に破綻して滅びる可能性だってあります。でも人間は生きていかなければいけません。国が滅びたら、次に出来る新しい国は、過去の悪しき点を捨て去る様にしなければいけませんね。今からだって早くはありません。問題点をしっかりとチェックしておきましょう、今後のために。

 

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「積極的平和主義」は大丈夫なのか?

この言葉ですね、すごく気になるんですよ。実はこの言葉を聞く度に、次の言葉を連想してしまう自分がいます。

「先制的自衛権」

これは

「近い将来において、ある国や地域からの攻撃が自国に対して行われる事が明白である場合、国家・国民を守るために先制攻撃を行う事で安全を確保する権利」

というものです。肯定派と否定派による議論があるものなのですが、私は否定派なんですよね。こんな権利を認めてしまうと、相手の国に対して先制攻撃を加え、場合によっては侵略戦争を行っても良いことになってしまいます。SF系の人では「七都市物語」でラウドルップが侵略戦争を行う際に使った言葉と言えばわかるかな?
実際に過去にこの権利が主張された事例(アメリカのカロライン号事件やイスラエルのイラン原子炉爆撃事件)では、攻撃した側が謝罪したり、国際社会から非難決議を受けたりしています。まぁそりゃそうだわな。

例えば極端な話、日本が尖閣諸島防衛のために、中国が沿岸に作っている基地を攻撃したらどうなるか。いくら

「中国が尖閣諸島を占領するための部隊を集結させていたため、これを攻撃した」

と言っても、周りの国は納得しないでしょう。逆に中国が同様の主張を行って日本の自衛隊基地を攻撃すれば、日本だって納得しないはずです。このように、「先制的自衛権」というのは大変危険な考え方です。

では「積極的平和主義」というのはなんでしょう? 実はこの言葉には定義がありませんし、具体的に何をやろうとしているのかも明確ではありません。でも一つ間違えると大変危険な言葉に変貌する可能性があります。政府はこの言葉について、一体何を指すのか、キッチリと説明するべきだと思います。国連での演説も含め海外でも散々使ってきている以上、これから内容を決めるというものでもないでしょうから。

 

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オリンピックの経済効果

東京五輪決定でざわめく 巨額経済効果の“皮算用”

オリンピック開催は本当に経済効果があるのか?

東京五輪の経済効果、「3兆円説」は本当か?

コラム:東京五輪決定、経済効果には疑問符

個人的にはあまり期待をしていません。幾つかの記事でも指摘されていますが、インフラの整備はいずれやらなければいけないことです。特に老朽化したインフラの更新はオリンピックを開こうが開くまいが、やらなければいけないことであり、使わなければいけない経費です。ですので、経済効果に組み込んではいけないはず。

さらに、観光客の数というのも問題です。東京の宿泊施設を増やしでもしない限り、宿泊できる人数が変わらなければ、本来別の目的で行こうと考えていた人が東京に泊まらなくなるだけです。
そういう人が日本国内の別の場所に分散すれば良いのでしょうが、海外に出かけてしまうと観光客効果は無くなってしまいます。

もし受入人数を増やすために宿泊施設を増やしたらどうなるでしょう? 確かにオリンピック期間中は宿泊者の増加が見込めるでしょうが、終わった後はどうなるのでしょうか。継続した魅力を作り出せなければ、多くの宿泊施設が採算割れの稼働率に陥りかねません。折角作った施設が放棄されてしまっては何の意味があったのか。

まぁ、カンフル剤を投入する程度の効果はあるのだろうと思いますが、重要なのはカンフル剤が効いている間に、早いこと体力を回復させる施策だということを忘れないようにしないといけませんね。

 

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違憲判断

昨日、今日と前回の衆議院議員選挙について、違憲判断と無効判断が出ました。

うーん、無効かどうかはともかく置いておいて、この票差(倍率)はいかがなものか?と常々思っております。個人的にはですね、以下の条件の基にした中選挙区制または大選挙区制をやって欲しいんですけど…

※さっさと地方分権を行い、人、金、権限を出来る限り地方に渡す

国は外交や防衛を中心としたところだけやり、高速道路をどこに通すかなんてのは、その地方で決めて下さいってことです。今の小選挙区みたいなのは、分権化後の地方議会選挙でやってもらえればいいわけで、国会議員はそれぞれの地方の意見を持った人々が集まれば良いのです。というか、国政なんだから、もっと大局的な所を見ることの出来る人だけで良いよ。

「ここに高速道路を通します!」

なんてのが国会議員としての公約ってのは、恥ずかしい話だと思ってもらわないといかんのです。

ま、そんなことを言っていても、分権も出来ていないし、そんなにすぐ実現するとは思っていないのですが、いずれはそういう方向に進んで欲しいなぁ…

 

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「2050年の世界地図」

ようやく読了です。

「2050年の世界地図 迫り来るニュー・ノースの時代」
 ローレンス・C・スミス著
 小林由香利訳
 NHK出版刊

地球温暖化がこのまま進んだ場合、気候にはどの様な影響があるのか。それによって産業はどの様に変わるのか?どの様な新しいビジネスが産まれるのか?逆に立ちゆかなくなるものは?そしてそこに住む生物や民族の生活にはどんな影響があり、どの様な変化があり得るのか?などなどを考察した書籍です。

状況が変動していった場合に、生物や社会はそれに対応していきます。残念ながら対応出来なかったものは淘汰されていくわけです。

では一体、「地球温暖化」という変化のキーワードを指定した際、2050年頃に、世界はどのようになるシナリオが想定できるのか。そのためには何をする必要があり、何をしたら/しなかったら世界はどの様に変化するのか?をいろいろと想定した書籍になっています。あくまでもシミュレーションであり、そうなると決まったわけではありません。何故なら、まさしくその通りに環境が変化するかどうかはわかりませんし、人間や社会がどの様な選択をするのかは未知数だからです。

この本では「地球温暖化」の環境面での影響を、現状を事細かく分析するところから始めて、出来る限りありえそうな状況を想定しています。現状についての情報も大量に載せられていますので、それだけでも読む価値はあるかも知れません。

ただ、その部分があまりにも長すぎて(全体の2/3くらいは現状分析)、ちょっと疲れてしまいますが…

 

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日本はダメだと思うんだ

 

遂に会社更生法申請ですか。

半導体大手エルピーダ破綻 更生法、政府支援失敗

実はそもそもエルピーダメモリ自体が、韓国のサムスン電子との競争激化でダメになった国内メーカーが、各社のDRAM部門を統合させて出来たんですよね。もう13年も前の1999年に出来た会社だったんですよね。でもその後もどんどんサムスンやハイニックスといった韓国勢に追い抜かれ、DRAMではダメだろうと言われていたわけで。

で、そんなこと思いながら他の記事を見ていると、こんなのも見つけました。

もう背中すら見えない韓国の先頭集団
周回遅れの日本勢に巻き返しの方策はあるか

100%同意ではないけど、95%くらいはこの意見に同意です。実際には韓国の追い上げなんてもんじゃなくて、韓国には置いてけぼりにされ、中国とデッドヒートをし(というか、もう抜かれる直前)、さらにインドや東南アジア諸国に追い上げを受けているのです。いつOECD諸国の中で最下位の方に落ちても不思議じゃない状態です。

これは製造業だけじゃありません。私の所属しているIT分野もダメダメで、今は韓国、インドから離されないように必死になっている状態。でも少しずつ背中が遠くなりつつあります。すぐ後には中国がぴたっと付いて追い抜くタイミングを見計らわれています。

だからといって、技術がないわけじゃない。あるのはあるんですよ。でもね、特化できていないんです。
例えば太平洋戦争当時。隼や零戦といった戦闘機は、とにかく格闘性能を追求するために防弾性能を捨て、軽量化に特化し、そのための技術を磨きました。これが初期の航空優勢に繋がりました。

しかし一方で、海軍は航空戦力の時代が来たにもかかわらず大艦巨砲主義にこだわり、素晴らしい技術を持って大和級戦艦を開発しました。でも役立たずでした。

今のメーカーや企業を見ていると、大艦巨砲主義を地で行っているような気がしてなりません。家電製品にしても携帯電話にしても

「そこまでの機能が要るのか?」

というくらいの機能を盛り込み、それがゆえ高価になっています。なので、国際競争力もない。使い切れない機能なんぞ要らないんです。
スマートフォンだと、後から機能は追加できるわけですから、ソフトウェアはお客さんからの要望に応じて、店頭でインストールするサービスをすればいいわけで、本体自体はもう少し安くすれば良いのに、といつも思います。余分なソフトをプリインストールし、それが勝手にメモリを食って不安定化させ、使いにくくしている。

なぜ、隼や零戦のような「何かをそぎ落とすことで高機能を求める」という、方向性が出せないのでしょう?どうして、どこかに特化することが出来ないのでしょう?

「日本は顧客が、サービスなどの面でキビシイから手が抜けない」

なんてのも聞きますが、たぶんウソです。そこそこの値段ならそこそこのサービスでも文句は言いませんよ。値段相応のサービスや機能を提供すれば良いわけで、みんなが全てにおいて最高級の機能を求めているわけではないはずです。機能を絞り、その分、性能は良いけど安く提供するってのがあっても良いと思います。それが出来ない間は、日本の復活はないでしょうね。

 

ちなみに、JBPressの記事で納得できないのは、電機は「営業利益」で語り、自動車は「利益率」で語っている点です。どちらも大切ですが、本来なら両方の指数(もっと言うと、一株当たりの営業利益とか)で見ていくのが本来の姿。この数値だけだと日本が負けている一面だけを出しているという様にしか見えないので、そこが問題点かな。

でも危機的な状況で、とうの昔に追い抜かれているのは事実なんですが。

あー、あと、これを宇宙開発にすると、「韓国」を「中国」に置き換えると、電機や自動車と同じ事になります。すでに中国と比べれば、日本は周回遅れ状態…

 

 

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