下院で可決されたので、大統領が拒否権を発動しない限り、上院で可決されるかどうかだ。
もちろん月・火星探査のGOサインであるが、同時に日本人が国際宇宙ステーションには一切滞在できなくなるかも知れないのだ。なにしろ日本はお金を出し、さらには「きぼう」というモジュールまで提供して、国際宇宙ステーションへの常駐権、ひいては有人宇宙飛行の経験を積もうとしていたわけだが、このGOサインが出ると、国際宇宙ステーション計画は規模が縮小される。縮小されると言うことは、最悪の場合、「きぼう」は打ち上げられることなく地上で朽ち果て、日本人の常駐要員はいなくなるのだ。つまりこれまで注ぎ込んだお金は、全て水の泡。
ま、それによってハッブル宇宙望遠鏡の延命が図られる可能性もあるので、
「日本の宇宙飛行なんてどうでも良いよ~。天文学の成果を生み出すハッブル宇宙望遠鏡さえ延命されるなら」
なんて言ってるようなヤツは喜ぶんだろうなぁ。物作りの現場を重視してこなかった日本の政治家と官僚が招いた結果とも言える。
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