耐熱タイル剥落

シャトルの打ち上げ映像を確認したところ、機体に貼り付けてある耐熱タイルが10枚ほど剥落したことがわかった。

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というわけで、前回のコロンビア号事故の件もあり大変な騒ぎになっているのだが、実は耐熱タイルの剥落というのは今回が初めてでも何でもない。スペースシャトルの打ち上げが始まった当初、打ち上げ中や期間時に耐熱タイルがボロボロと剥がれ落ち、毎回毎回貼り直していたのだ。もちろんそれが高熱にさらされる機体下面だったかどうかはわからないが。おそらくコロンビア号事故の前にも、毎回のように剥落は起こっていたものと考えられる。だからきっと大騒ぎするほどのものではないのだろう。

とは言いながらももちろん万全を期した方が良いのは当たり前で、出来ることなら今後のこともふまえて、野口さんにはしっかりと修理技術の検証をお願いしたいところだ。