カテゴリー: 書籍・雑誌

「世界の終わりに柴犬と」

本日読んだ本です。いやはや久しぶりに本の紹介ですね。

「世界の終わりに柴犬と」
 石原雄著
 KADOKAWAA刊

私は猫派なのですが、それでもこの話を読むと柴犬だったら良いのかもしれないと思ってしまいます。

人類の最後の生き残りである女子高生のご主人と、その愛犬である柴犬のハルが日本を旅する物語です。ですが、やたらと理屈っぽいハルをはじめ、白柴犬やそれ以外の犬種が出て来ます。そして

柴犬はツンデレ
ハスキーはアホの子

など、その特徴を活かしつつ物語を進めていきます。しかし犬に幸福論や存在論などを解説される人間のご主人というのもシュールだなぁ…まあ面白いから良いのですけどね。

今月の累計歩数:92,432歩
今日の体重:70.3kg

Categories: 書籍・雑誌

「ヒトの言葉 機械の言葉」

読了です。

「ヒトの言葉 機械の言葉」
  川添愛著
 KADOKAWA刊

前半は人工知能における機械学習の例を紹介しています。正直、人工知能関係の本を読んだことのある人であれば
「どこかで読んだことのある話だなぁ」
で済む内容です。

後半は一転して人間の言葉。言語とはどういう物なのか、言葉と脳内のイメージの関係など、人が使う言葉がどの様にして伝わり、解釈されるのかを解説しています。

いや、実は大学の講義や中小企業向けの研修でこういう話をやろうと思っていましたので、ちょうど良いテキストを発見した感じです。
テキストとして使うのであれば一通り読んだだけではダメなので、もう少し細かく読み込んでから、いろんなところに紹介しようと思います。

今月の累計歩数:42,376歩
今日の体重:74.4kg

Categories: デジタル 書籍・雑誌

「言語起源論の系譜」

ざっくりと読了です。

「言語起源論の系譜」
 互盛央著
 講談社刊

古代からの言語起源論の歴史について紹介している本です。うーん、正直古代や中世の話は個人的にはどうでも良かったので、この本で欲しいのは後の方の4割程度でした。まぁ、確かにそれ以前の情報を知っているのと知らないのとでは違うのかも知れませんが、そこまでの情報はいらんのですよね…言ってしまえば近代言語学の系譜がわかっていれば良いので。

これ、図書館で借りた本でしたが、さて、購入するべきかどうか迷うなぁ…まぁ、とりあえずチェックだけしておけば良いか。

明日からは図書館で借りた本ではなく、購入して手元に持っている本にしましょう。

今月の累計歩数:33,629歩
今日の体重:75.6kg

「時間の言語学」

本日読了です。

「時間の言語学」
 瀬戸賢一著
 筑摩書房刊

なんかね、時間を表現するのにはメタファーが必要だよね、という話が中心の本です。うん、まぁわかるんだけど求めていた内容じゃないなぁ。

だけど、時間の流れを自分が道を歩いているとして考えると、過去から未来へと進んで行くように見える。一方、自分が立ち止まって見ていると考えると、未来から過去へと流れ去っていくように見える。

過去から未来へと進むのか、未来が過去へと変化していくのかという考え方はなかなかに面白い。

でも、これじゃないんだけどね。

今月の累計歩数:32,642歩
今日の体重:75.1kg

「教育幻想」

今日読了です。

「教育幻想」
 菅野仁著
 筑摩書房刊

学校教育には「事柄志向」と「人柄志向」があるとしています。事柄志向は客観的に事実関係だけをみる視点で、一方人柄志向は主観的に人柄や表面態度のみを見るという話です。で、今の学校現場、特に小学校では「人柄志向」が中心になっていると。

でもどれだけ能力が身についたのかについては「人柄」は関係なく、あくまでも「事柄」で見るべき。また「いじめ」についても「人柄」ではなく「事柄」で見るべきだとしています。

「あのこは反省しているから」は関係ない。反省しようがしていなかろうが、客観的な事実としていじめをしたのであれば、キチンと「事柄」で判断をするべきだとしています。なかなか面白い。

そして冒頭部分は「学校とはある意味強制の場である」ということが書かれていて、ホリエモンの説と全く同じになっているのも面白い。前にも書きましたが、私もその説には賛成です。とはいえ、文字が読めない、四則演算もできないでは、いくら「好きにやらせれば良い」といっても、何も出来ないわけです。なので、そこはある程度学校が良いかどうかは別として、詰め込んだ方が良い。あとは好きにさせれば良いのですが、ホリエモンは我慢なんぞくそ食らえの自由にさせる派、菅野氏はある程度の社会性を身につけさせるためには我慢させろ派。うん、なかなかどちらも読み比べると楽しい。

ちなみに、今日は散髪もしてきました。

今月の累計歩数:22,693歩
今日の体重:74.7kg

「すべての教育は『洗脳』である」

読了です。ホリエモンの本。

まぁ、すべてかどうかは別として、「義務教育は国家による洗脳」というのは、私も30年間言い続けていることだからなぁ…そういう意味では一定程度は話が合うのよ。

で、「好きなことをやれ」は共感。確かに高校に入ってからは好きなことをやっていて、いわゆる「勉強」はやらなかった。出来る限り避けていたし。そもそも「勉強」って言葉が嫌いなのよ。何しろ「勉めることを強いる」なのでね。

私が好きなのは「学習(学び習うこと)」や「学修(学び修めること)」、または「研究(研ぎ究めること)」とか「探究(探し究めること)」だからねぇ…

そういう意味では、社会人になってからも嫌な仕事はやってない。嫌になった場合は辞めてるしねぇ…

ただ、今の仕事は、手段が目的化してしまっているので、そろそろ潮時だと思っている。まずは個人事業主登録するかなぁ…

今月の累計歩数:152,961歩
今日の体重:74.5kg

「VIVY Prototype」

全4巻、ようやく読了です。結構長かった&アニメ版とずいぶん違いますね。ヴィヴィとディーヴァの立ち位置も異なりますし、マツモトの正体も違う。それ以外にも登場人物の立ち位置がかなり変わっています。こっちの方が面白いなと感じる部分もありますし、アニメの方がまとまっていたなと感じる部分もありました。その辺は好みが分かれるところかも知れません。

出来る事ならアニメ版のストーリーも読んでみたいものです。

今月の累計歩数:77,872歩
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「さよなら私のクラマー」

女子サッカーの話です。今期にアニメ化もされましたが、元はコミック。

「さよなら私のクラマー」
 新川直司著
 講談社刊

まだ2巻までしか読んでいませんが、今の段階では個人技のレベル。ちょっと高度な技としてはシザースくらいかぁ、と思っていたら、まさかのマルセイユ・ルーレットですよ。まぁ、相手の度肝を抜く技としてはある意味定番なんだけど、相手を抜くのに使うのではなく、シュートを打つコースに入るのに使うってあたりが新しい。3巻以降がどうなるのか、ちょっと楽しみです。まぁ、すでに14巻まで出てるんですけどね…

今月の累計歩数:10,500歩
今日の体重:74.3kg

「エルジェーベト」

ようやく読了です。いや、3冊しか無いのに、なんでこんなに時間がかかったんだか…

「エルジェーベト」
 Cuvie著
 講談社刊

舞台は19世紀のオーストリア=ハンガリー二重帝国。いや、正確には二重帝国が成立する時代です。

当時は小国に分裂していたイタリアが統一され、同じく分裂していたドイツがプロイセンによって統一された時代です。ナポレオンが活躍した後の時代で、ハプスブルク家が没落しつつあったのも、この頃です。まぁ、没落していった結果、オーストリア帝国はオーストリア=ハンガリー二重帝国となるのですが。

この時に皇后であったエリーザベト・アマーリエ・オイゲーニエ・フォン・ヴィッテルスバッハをモデルにしたフィクションです。ちなみに「エルジェーベト」というのは「エリーザベト」のマジャール語読みです。

個人的にはここから第一次世界大戦に向かうあたりの歴史に興味があります。大学で受講した世界史の講義がちょうどこの頃を取り扱っていたこともあるのですが、オーストリア=ハンガリーの姿が長いヨーロッパの歴史で「国」というものがどういうものであったのかを知る手がかりだと思っているからです。

ちなみにこの二重帝国という制度は、オーストリア帝国の皇帝とハンガリー王国の国王を同じ人物が務めることからついています。実はハプスブルグ家の領土が最大だった頃は、ドイツや北イタリア、さらにはスペインまでも領土となっていました。これはスペイン国王も兼ねていたからです。

この制度はいまでもイギリスにて使われています。ちなみにイギリスという名称の国はなく、正式には連合王国(United Kingdoms:UK)です。イングランド王国、スコットランド王国、ウェールズ王国、北アイルランド王国の4つの国の国王をエリザベス2世が1人で兼ねているため、正式名称はUKなのです。地図によっては「グレートブリテン島および北アイルランド連合王国」と書かれている地図もありますね。

というわけで、私もなるべく「イギリス」とは言わず、「UK」を使う様にしています。またアメリカ人は自分の国のことを「USA」と呼ぶので、こちらもできるかぎりUSAを使うようにしています。

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「『ない仕事』の作り方」

まだ読みかけです。

「『ない仕事』の作り方」
 みうらじゅん著
 文藝春秋刊

面白いのは「ネット検索で出て来ない言葉」を探すというものです。つまり全く新しいジャンルを探し出すというもの。既にある2つのものを組み合わせても良い、と。

なるほどね。では教育系の分野でもこれを探してみれば良いのでしょう。いろいろと示唆というか、物事の見る角度をもらえるので、なかなか面白い本です。

今月の歩数:200,607歩
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