大阪市立科学館友の会は、今年で30周年を迎えます。もうそんなに長いこと続いているんですねぇ。というわけで、それを記念して特別講演会を企画しました。普段は5月に行う総会の際に特別講演会を催すのですが、今年は初めて秋にもやってみました。

ちなみに春はJAXAの月探査関係の方で春山純一氏にお願いをしました。

そして今回は同じくJAXAの筑波で宇宙放射線についての研究を行っている永松愛子氏にお願いしまして、宇宙放射線とはどういうものか、宇宙放射線をどのようにして計測しているのか、そして宇宙ではどれくらい被ばくするのか、というところをお話していただきました。

特に銀河宇宙線は、最も重いものでは鉄の原子核が高速で飛んでくるようなものだということで、高校の物理で学習するα線、β線、γ線などとは全く異なるものだということや、宇宙ステーションの外壁であるアルミに当たると2次放射線を出して、より被ばく量を上げてしまうことなども、一般の方からすると新鮮だったようです。

また、PADLESという国際宇宙ステーション内での計測システムのお話もしていただきましたし、実はその予備が未処理のまま倉庫に眠っており、これを教育に活かせないか?というお話もこっそりではありますがいただきました。何か考えてみたいと思います。
来年の夏休みの自由研究とか、もしくは宇宙博2014で使う方法を考えてもいいですね。

 

 

今月の歩数:426,896歩
今日の体重:67.7kg