「星を創る者たち」
谷甲州著
河出書房新書刊

7編の中編から成る本なのですが、なるほど、太陽系の中で月火水木金土日を順番に舞台として選んだわけですか。月→火星はわかったのですが、何故、木星→金星となるのか不思議だったんですよねー。

具体的な内容は書きませんが、未来に各惑星や衛星で行われる、土木工事のあれこれと、そこで起こりうるトラブルをどう解決していくのか? というところがテーマとなっています。これがトンネル工事を地球と月で比較したり、木星に構築中の巨大構造物に歪みが溜まる様子を、地球で実際に起こった橋が倒壊と重ねていたり。

やはり谷甲州は技術系の人なんだなぁ…と思わせてくれる1冊です。あ、もちろんSFですので、そちらのファンにもお勧めです。

 

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