今日は大阪は天満橋にあるOMMビルで開催された

「NEW EDUCATION EXPO2014」

に参加しておりました。その中でJMOOCの話題が今日の最大の関心事だったわけで、彼らの無料オンラインコースがどの様な内容で、何を目指しているのか?を聴きに行ったわけです。

で、衝撃だったのは最後の情報交換会での一幕。日本語で大学の講義のエッセンスを短く再構成したJMOOCの動画講義ですが、これは別に日本でないと見られないわけではありません。海外でも試聴可能なわけですよ。

とすると、例えば医療や介護の高度な内容を、東南アジアの人で日本語が理解できる人が試聴して内容を身につければ、その人は日本国の方針に則って、日本の試験を受けて合格すれば、日本国内で働くことが出来ます。つまり、日本語さえ何とかすれば、自国にいながら日本語の高度な講義を無料で受けられるわけです。

すると、一部の職種については、これまで日本語という参入障壁に守られてきた人々が、こういうやる気が高く、当然能力も高いであろう外国人に職を奪われるという事が起こるかも知れない、と。

もちろん理想論を言えば、日本人はJMOOCで学習して、もっと高度な知識を付けて、さらに付加価値の高い仕事をしなさいという事になるわけですが、勉強する気が無い人を救うことは難しくなるかも知れません。
最終的にはヨーロッパのように、移民に仕事を奪われる層が出てくる、そしてそれによってワーキングプアー層が拡大するかもしれない…という話にまでなりました。

JMOOC。日本人がより高度な専門性を身に付けるのにも役立ちますが、勉強する気のない日本人から職を奪うことにもなる仕組みがついに動き出しました。

 

今月の歩数:257,365
今日の体重:68.9kg