今住んでいるところは、いろんな歴史的な遺跡があるところです。今日はそんなところを幾つか巡るという「歴史ウォーク」に参加してきました。

まずは茶臼山公園にある芭蕉会館に集合。そこから膳所本町駅のそばにある膳所高校に向かいます。ここは校舎の移設を行った際、敷地内から直径40cmもの柱の跡が17本も見つかったそうで、240平米という途方もない広さの平屋の建物があったとか。これは「禾津頓宮跡」だそうで、どうやら聖武天皇が3日ほど滞在するために、というか、3日滞在するためだけに建てられた建物だとのこと。しかも滞在終了後は解体され、別の建物に流用されたらしいとのことでした。えー、説明パネルもあるのですが、膳所高校内ですので、許可を取らないと入りにくいところですね…

続いてはその目の前にある膳所神社。ここの正門はもともと膳所城の正門を移築したもの。ちなみにあと2つある門の内の1つも、膳所城の門を移築したものだそうです。観てみると、確かにものすごく太い柱が。
この柱も、接いだ跡があるとのことで、もともとは大津城から膳所城に流用されたのだろう、と。さらには大津城も坂本城から流用されたそうですので、元を辿ると相当古い材木なのかも知れません。

その後、再度茶臼山公園に戻ります。ここにある秋葉神社は、前方後円墳である茶臼山古墳の方墳上に建てられています。さらに円墳には大友皇子とその侍臣が葬られたとされる塚があります。

そして茶臼山古墳の陪塚だろうといわれている小茶臼山古墳(円墳)にも。これも茶臼山公園内にあります。こちらはただの丘にしか見えないですね。鬱蒼とした森になってますし。

茶臼山古墳も小茶臼山古墳も国の史跡に指定されていますので、これまでもこれからも全く調査は行われないとのこと。ですので、ここが誰の墓なのか、など、よくわかりません。ま、それもいいですかね。我が家の近所にこんな謎の場所があるのも楽しいものです。

 

今月の歩数:71,107
今日の体重:68.2kg