久しぶりに出たと思ったんですけどねぇ…
「海から何かがやってくる」
田中芳樹著
祥伝社刊
「薬師寺涼子の怪奇事件簿」シリーズの最新刊です。このシリーズは、「怪奇事件簿」というタイトルにもあるように、古今東西の妖怪や怪奇現象の類を解決していくというところと、「創竜伝」シリーズでやっていた、日本の現代政治に対する容赦ないツッコミと切り捨てが面白かったわけですが…
今回は、前半のところはイマイチ。後半の政府批判や自民党批判、マスメディアの報道に対する不満をぶちまけるところがほとんどになっていて、全体的に空回っている感じがしました。
いやぁ、政治の問題点に関する一覧化と整理については、漏れがないくらいキッチリと入っていたので役には立つのですが、小説として面白いかは、微妙だなぁ…
今月の歩数:44,673歩
今日の体重:68.2kg