「クロックワーク・ロケット」
 グレッグ・イーガン著
 早川書房刊

読むのが結構大変。我々の宇宙とは全く異なる物理法則が働いている世界の物語なのですが、最初はそういうのがわからなかったため、一体どうなっているのか、どうしてそんな現象が発生するのかがさっぱり分からないわけですよ。これがものすごいストレス。

しかも出てくる生物は、当然地球人とは全く異なる形と特性を持っていますから、それを理解するまでも大変。何とかわかってきたのは1/3くらい進んだときでしたから、相当な我慢というか、

「そういうもんだ」

と思って読み進めるしかありませんでした。

しかしなぁ…イーガンはどんどんこういう方向に進んでいきますな。面白いんだけど、状況を理解するのに時間がかかるのはいかがなものかと。もう少し状況を見せるためのイラストなんかがあっても良かったのにね。

 

今月の歩数:271,360歩
今日の体重:69.7kg