昨日、教科書の検定結果が発表された。まぁ、内容はいろいろと改善されたり、海外から文句を言われたりとあるようだが、中身を見てみないことには何とも言えない。確かに各社各様、ある程度特色を出すために主義主張を盛り込んだりしているのだろう。最も気になるのは、科学の啓蒙書でもよくあるのだが、「自分の説以外は間違っている」または「自分の説しか存在しない」ような書き方をしていないかである。民主主義国家というのであれば、様々な説を記述しておくべきであり、その中から自分がどのような立場を取るかを自分で決められるようにすることではないだろうか?教科書とそしてそれを使って教える現場の教師には、是非そのことだけは忘れないでいて欲しいものだ。

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