ついに、ついに・・・

アイザック・アシモフ、ロバート・A・ハインラインに続いて、アーサー・C・クラークが亡くなりました。これで「SF3大巨頭」と呼ばれた方々が全員亡くなってしまったことになります。氏のご冥福を心よりお祈りいたします。

クラークに関しては、軌道エレベーター建設を描いた「楽園の泉」、まだ誰も月へ行ったことがない時代に月面での世界を描いた「渇きの海」、そして異星人が建造したスペースコロニーが登場する「宇宙のランデブー」や、太陽ヨットレースを描いた「太陽からの風」など、宇宙を舞台とし、そして今や実現した技術や、実現のために研究されている技術を数多く取り入れているのが、ものすごいところです。
また、1945年には「静止衛星による通信網構築」を提言し、現在の放送衛星、通信衛星はまさに彼の提言通りに開発され、実用化されています。

そういう意味では、彼ほど技術的な可能性を示唆した作家はいないのではないかな?と思います。惜しい人を亡くしました・・・