朝、目が覚めてみると晴れ間が見えました。雲もそれなりにはあるのですが、陽も照っている様子。うん、これはハイキング日和と考えて良いんじゃないかな?

というわけで、急遽準備をしてハイキングに行くことにしました。場所は数日前から考えていた白山巡礼コースか、日向薬師コースのどちらか。とりあえず着替え、七沢温泉を経由して広沢寺温泉入口へ向かうバスなら、どちらにも対応できると考えます。このバスは近所のバス停を通ることになっており、時刻表で確認すると8時4分発とのこと。

これを調べ終わったとき、既に朝7時15分。ご飯は食べ終わっていましたが、何も準備は出来ていません。そこで、まずは地図を準備し、カメラとレンズを用意します。α7 DigitalとGR Digital2です。さらに魚眼レンズも用意し、良い風景に出会えれば魚眼も使える様にします。ちなみにα7 Digital用には広角ズームと、広角-望遠ズームを用意します。

冷蔵庫から1リットル入りのスポーツドリンクを取り出し、あとは三脚だと重いだろうという判断して代わりに一脚を準備。これは一眼レフデジカメでも十分重量に耐えられる雲台を付けておきます。

約30分で準備を終え、バス停で広沢寺行きのバスに乗り込みます。で、やはり七沢温泉に戻るコースを取りたいことから、広沢寺温泉入口まで行き、日向薬師ハイキングコースを歩くことにしました。

バスを降りてしばらく歩き、地図を見ていると、ほぼ同時に到着していたバスから降りてきた年配の女性と一緒になりました。話をしてみると、どうやら日向薬師までは同じ様に行くことが分かり、ご一緒することにしました。彼女もそんなに歩くのは速くありませんが、私も写真を撮りながらなので、決して歩くのは速くないんですよね。おかげでちょうど良いペースで歩くことが出来、しかも良い旅仲間に出会えました。

まずは広沢寺。その入り口付近に「ちょっとうつむいたお地蔵さん」があります。

どうも顔が気に入らなくて作り直したところ、ちょっと下向きになってしまったそうで、高いところに置いて旅人を見てくれているのだそうです。

続いての見所は「滑岩」。

ロッククライミングをやってる人たちがいました。確かにこれは滑りそうな岩だわ。しかも一枚岩ですね。この後登っていて気が付いたのですが、どうもこの辺は岩盤の上に土が堆積している地域のようですね。あちらこちらに岩盤むき出しの路頭があります。しかも色が青い。調べてみると火山礫凝灰岩で「七沢石」とも呼ばれているそうな。

下の方に写っている岩の色が青いでしょ? 丹沢のもう少し北の方だと青い変成岩も出るそうですが、この辺はこういう鉱物組成になりやすい要因でもあったのかなぁ? もうちょっと調べてみようと思いますが、さすがにこっちの資料は持っていませんので、時間はかかりそうですね。

さて、目標にしていた日向山は標高404m。その山頂はこんな感じでしたよ。

ここは魚眼で撮影。あまり視界は開けておらず、一部しか見えません。でもまぁ遠くに江ノ島が見えましたよ。残念ながら曇ってしまっていて透明度が悪く、望遠でかろうじて写ってはいたものの、アップできるレベルの写真は撮れませんでした。

さて、その後、日向薬師まで行きます。この辺には梅林もあり、ちょうど彼岸花が咲き誇っていました。

梅の木の足下にずーっと咲いている彼岸花。もうそんな季節なんですねぇ。来年もこの季節には彼岸花を撮りに来ましょう。

ここで旅の友であった女性とは

「ご縁がありましたら、またどこかでお会いしましょう」

と言って別れ、私は薬師林道を通って、一路、七沢温泉へ。途中写真を撮りながらですのでゆっくりしたものでしたが、それでも到着したのは12時頃。まずは汗を流すために温泉へ。どこがいいかいろいろ考えた結果、「七沢荘」という所に行きました。

ここで30分程温泉につかり、身体を休めます。特に、久しぶりに歩いて悲鳴を上げ始めていた足と、本来のカメラバックではなかったこともあり、負担がかかっていた肩をあたため、じっくりともみほぐします。温泉内では揉まない方が良いという話と、揉んだ方が良いという話を両方聞きますが、本当はどっちが良いんだろうなぁ? とか考えながら休ませて頂きました。

その後、食事が出来るところを求めて七沢温泉入口バス停方面に向けて歩きます。すると寿司屋を発見。今日はここで良いだろうと判断して入ります。時刻はほぼ13時。もうピークは越えて、お店も落ち着き始めていましたし。お寿司と天ぷら、刺身のセットである竹御前を注文し、曇っている外を雨が降らないことを祈りながら見つめ、食事をしました。

あとは七沢温泉入口からバスに乗り、家に戻りました。自宅着は14時。かなり早い目の帰宅ではありましたが、「資料作り」という用事もあることですし、なかなかのペースのスケジュールだったのではないでしょうか。

 

さ、あとは頑張って残りの資料を作らなきゃ。

 

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