今日の宇宙作家クラブ例会は、春山氏による「かぐや」が発見したというか、地形カメラが見つけたいろんな物事の報告でした。

前半はシャックルトンクレーターの底の様子。ここは南極で永久影があるところとして有名だったところですが、初期運用の際にカメラのテストを兼ねて撮りまくっていたら、わずか2~3日の画像は、クレーターの縁で乱反射された光がクレーターの底に届いていて、画像処理をしたら底の様子がはっきりと分かったという話でした。そのあとの論文化のときのすったもんだも、なかなか楽しかったです。

後半はマリウス丘に見つかった溶岩トンネルの天井に空いたと思われる孔の話でした。実はこの孔、ルナ・オービター(だったかな?)がすぐ傍を撮影していたのですが、わずか300mずれていたために高解像度の画像が得られていなかった、とかいう話も出てきました。そういう意味ではものすごくラッキーだったということだそうです。
またあと2つ、別の縦穴も見つかっているらしく、またこれから論文が出るなどするということでした。

うん、なかなか面白いお話しを伺うことが出来ました。