カテゴリー: 書籍・雑誌

「黄泉がえり」

本日読んだ本です。

「黄泉がえり」
  梶尾慎治著
  新潮社刊

買ってから、ずーっとほったらかしにしてしまっていました(苦笑)。ですが、昔から好きで、本はほとんど持っている「カジシン」こと梶尾慎治氏の作品です。

表に

「ホラー」

って書いてあったのと、ハードカバーで持ち歩きにくいために読まずにおいてあったのですが、通勤時間に読む本がなくなってきたので、引っ張り出しました。

氏の物語は「エマノン」シリーズといい、良いものが多いです。最近ですと映画化された

「クロノス・ジョウンターの伝説」

もいいですし、「美亜に送る真珠」「詩帆が去る夏」「梨湖という虚像」という女性を中心にした作品群に、「ちほう・の・じだい」「時の果ての色彩」など、気に入った作品は多いです。

そういや、まだ「OKAGE」が残ってたなぁ・・・来週読むか。

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「こんな夫婦に誰がした?」

毎日連続して本を紹介するのもなんですが・・・まぁ、読み終わってしまったものは仕方がないですよね。

というわけで、本日読んだ本はこれです。

「こんな夫婦に誰がした?」
  綾小路きみまろ著
  PHP研究所刊

私がちょっと憧れている漫談家である、綾小路きみまろ氏の4冊目の本だそうです。1~3冊目は持っておりませんので、始めて読んだ本になります。

内容は、彼がいつもやっているライブの内容を本にしたような感じです。毒舌大爆発。良い感じで持ち上げたりこき下ろしたりが繰り返される様は、なかなかに出来る事じゃあありません。

出来ればああいう語りと、マギー司郎師匠のような芸風を身につけたいなぁ、と思う今日この頃。50歳までに身につくだろうか・・・ああいう芸風のプレゼンが出来ると、なかなか楽しいかも知れません。お客さんにも楽しんでもらえるプレゼン、ということで、頑張って精進したいものです。

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「家出艦長の里帰り」

本日読み始めて、いきなり読み終えました。

「ARIEL番外編2 家出艦長の里帰り」
 笹本祐一著
 ソノラマ文庫

まぁ、なんですね。このシリーズは「さくっ」と読めるのが良いですね。本編の連載開始が1986年ということですから、もう20年も前・・・おい、当時高校生だよ・・・ですが、アニメ調にカット割りされた構成といい、ライトな読み応えといい、そしてまぁ、いろいろとマニアックな描写といい、相変わらずです。

しかし、後書きがなぁ・・・2月の新刊のハズなのに、後書きに

「明後日から出発する、H2Aロケット9号機の取材」

って文字があるのは、どうよ?まぁ、仕事が上手く行ってれば、私だって彼と同行してたはずなんだけどさ・・・相変わらずギリギリのスケジュールやってるみたいだなぁ・・・

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パンドラ

本日読み終わりました。

「パンドラ」(上下巻)
 谷甲州著
 早川書房刊

えー、SFです。しかもよくよく読むと、ファースト・コンタクト物、と言われるジャンルの。最初はそうは思ってなかったので、ちと意表を突かれた感じでした。

「パンドラ仮説」への展開部分が若干強引な感じを受けたモノの、その後の展開といい、「さすがは谷甲州」といったところか。「航空宇宙軍史シリーズ」や「覇者の戦塵シリーズ」、そして一連の山岳小説の醍醐味を全部ミックスしたような内容である本書は、彼の集大成かも知れない。

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「アトランティスは沈まなかった」

最近読んだ本です。

「アトランティスは沈まなかった」
 ウルフ・エルリンソン著 山本史郎訳 原書房刊

今から約1万2千年前に、大西洋に沈んだと言われているアトランティス大陸。もともとはギリシアの哲学者「プラトン」が記した政治対話集「クリティアス」「ティマイオス」に登場する伝説の島です。

その後、「アトランティス大陸はどこにあったのか?」が世界中で大議論になり、

「当時火山の噴火で島の大部分が吹き飛んだサントリーニ島であると説や、クレタ島であるという現実的な説から、トンデモ説までいろいろある。ちなみにこれはこのあと、

「大西洋に沈んだ大陸があるのなら、太平洋にもあっても良いだろう」

ということで「ムー大陸」など、数々の伝説が生み出される契機となった。そう言う人たちには残念な報告だが、大西洋に沈んだ大陸の痕はないし、太平洋にも沈んだ痕はない。ムー、レムリアの両大陸は全く根拠のない話です。

一方、アトランティスは

「あの教科書にも出てくるプラトンが書き残している」

という一点に於いて、一目置かれていたわけですが、今のところあまり手を出さない分野となりつつあります。

今回、ウルフ・エルリンソン氏はそこに手を出し、

「アトランティスはアイルランドのことだ」

という説を出したのでした。まぁ、その説の妥当性はこれから様々な研究者による検証が行われて行くのでしょうが、この本の書き方の面白いところは、

「自分の仮説が間違っているという証拠を探す」

という書き方になっているところです。仮説が100%間違っているという証拠が見つかれば、その仮説は捨てなければいけない。でも否定できないのならば、他の研究者によるさらなる検証を待たねばならない、としているのです。こういう書き方、大好きです。いや、これぞ

「科学的」

な態度ですね。多くの研究者による研究を待ちたいと思います。

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絶対可憐チルドレン

こういうタイトルのコミックがある。小学館から出ていて、著者は椎名高志氏である。過去には
「Dr.椎名の教育的指導」
「GS美神 極楽大作戦」
などの著者である。

今回はエスパーネタであり、「GS美神」に似たような雰囲気でもあるが、それぞれサイコキノ、テレポーテーター、サイコメトラーの10歳の(わがまま)エスパー3人とその子守をする主人公という設定だが、相変わらずの親父系ギャグのノリ満載である。

今回は読み切り分も合わせて、1、2巻合わせて発売された。
「いきなり2冊かよ!」
とツッコミも入れてしまったが、まぁ読んでみて欲しい。

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学生時代のバイブル

昨日は「学生時代に『ここはグリーンウッド』というマンガが流行っていた」という話を書いたが、実はこれを含め、「バイブル」とまで呼ばれていたのが3作品あった。それらはというと・・・

「ここはグリーンウッド」那須雪絵著 白泉社
  緑林寮という学生寮を舞台とした学園コメディ。
  ここから数々のイタズラネタをいただいた。
  昨日書いた「新歓コンパ」ねたもしかり。

「究極超人あ縲怩驕vゆうきまさみ著 小学館
  春風高校の光画部(写真部)を舞台とした学園コメディ。
  「根拠のない自信」とか「ま縲怩ゥせて!」などの名ゼリフを使わせていただきました。あと、写真を撮る人には笑えるネタが満載でした。

「宇宙家族カールビンソン」あさりよしとお著 徳間書店
  ナンセンスなギャグも多いが、言い回しであったり、ボケかたなどを大いに参考にさせてもらった。

 もし3作品とも読んでいる人がいたなら、その人は「お仲間(ニヤリ)」です。

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「こんなもんいかがっすかぁ」

という本がある。むかーし昔、当時のパソコン雑誌に掲載されてた4コマ?マンガを集めたものである。作者は水玉螢之丞氏。つい懐かしくなって読み返してみているのだが、今となっては懐かしいパソコンの機種名や、「そうそう、パソコン通信時代はこうだったよなぁ」と、しみじみ感慨にふけることの出来るネタが多い。このインターネットっていうかブロードバンド全盛時代に、こんな話しても通じないんだろうなぁ・・・「みかか代」とか(苦笑)。

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宇宙世紀の政治経済学

「またマニアックな本を」
というツッコミはなしね(苦笑)。

えー、宝島社から出ているガンダム関係の本である。しかし参考文献としてあげられた本が生半可ではない。まぁガンダム関係の資料が入っているのは当たり前として、
「決戦・郵政民営化」
「国鉄解体」
をはじめ、我が家にも転がっている
「ハプスブルグ家」
「文明の衝突」
まで、政治経済関係の書物がごろごろと紹介されている。また部分部分には
「わが闘争」

「ケネディの演説」
の一節が紹介されていたりと、まさにちょっとした歴史経済の入門書然としている。

まぁ、とは言っても、所詮はガンダム本なんですけどね・・・ガンダム(しかも初代から逆襲のシャアまで)を見てないとわからないネタがてんこもりだし・・・。

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ほしのこえ

やっと読み終わった。買ってから随分長いことほったらかしていたが。
半分くらいバカにしていたのだが、読んでみるとなかなかに面白い。
「この時代に携帯電話ってのはちょっと・・・」
と思わないでもないが、しかし宇宙の距離を示すのにはちょうど良い感じだ。この距離感を時間で表し、相対性理論によるウラシマ効果の話までさらっと入っているのはなかなか好感が持てる。
意見は分かれるかも知れないが、まぁ読んでみて欲しい作品ではある。

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