朝、志布志港に着いた後、早速レンタカーで内之浦宇宙空間観測所へ。主な目的は12時半からのプレス登録と、13時からのY-1ブリーフィングです。

会見場の様子

見ての通り、イプシロンロケットとSPRINT-Aの模型が飾られています。

イプシロンロケットの模型

SPRINT-Aの模型

記者会見は普段通りではありますが、森田氏の軽妙な受け答えのおかげで、大変リラックスした雰囲気の下で進みました。やはり7年振りに内之浦から打ち上げが行われるということで、イプシロンロケット関連に質問が集中します。

森田氏(イプシロンロケット)と澤井氏(SPRINT-A)

その中でもやはり、世界最高水準だったM-Vロケットを廃止されてしまった後、あれを越えるにはどうしたら良いかをかなり悩んだという話がかなりの部分を占めました。性能を上げることに集中して開発を行ってきたけど、「性能とは何か?」を再度問い直すことが出来た。

その答えがモバイル管制で、アポロのようにものすごい人数をかけて、ものすごう日数をかけて重厚長大な打ち上げをいつまでも続けていては宇宙開発の先はないだろう、と。ならば、もっと人出をかけずにやれる方法はないかを考えた結果、こうなった。

しかしそれでも満足はしておらず、特にまだまだ巨大なアンテナを持つ追跡局を設置しなければならないなどの問題点がまだ残っている。今後はロケットと射点さえあれば打ち上げが可能な様にしたい。これが今後50年の宇宙開発のスタンダードになると考えている。そのための第1歩が明日の打ち上げである。

「明日は自信を持って打ち上げに臨みたい」

一方、澤井氏も、これだけチェックを念入りに行われているイプシロンロケットの試験機に載せてもらえるのは、不安と言うよりもむしろ光栄だ、と。安心して衛星を任せられるので、ワクワクしていると語りました。

「試験機(初号機)に載せられるのはプラチナチケットを引き当てたような気持ち」

さて、次は明日の打ち上げと記者会見ですね。上手く上がりますように。

次の写真はおまけです。カメラの性能チェックを兼ねて、こういうのを撮ってみました。

今日の射場

では、明日も早いので、そろそろ寝ます。

 

今月の歩数:292,409歩
今日の体重:未計測