今回、ISがメソポタミア文明の文化財を破壊したというのがニュースで流れています。そういえばタリバンも仏教遺産を破壊しましたね。どうも原理主義というか、こういう過激な人々は他の文化を許容せず、必ず破壊するようです。

まぁ、別にこれはイスラム教に限ったことではありませんで、キリスト教だってローマ帝国の国境になった直後に、アレキサンドリアにあった大図書館に火を放って、燃やし尽くしてしまいました。おかげでヨーロッパはルネサンスに至るまでの1000年以上、古代の英知を完全に失ってしまいました。難を逃れた書物はアラブ圏で保管され、彼の地は中世世界で最先端の地域でした。

ちなみに、その流れの中に、国際光年(IYL2015)で取り上げられている「イブン・アル・ハイサム」も居るわけですが。

じゃあ、日本はどうだったのでしょう?「文化財」という点では微妙ですが、他国に対して狭量だった時代があったことは事実でしょう。併合した朝鮮半島や台湾の人々に日本語を押しつけたわけですが、言語は文化の担い手ですので、間接的に文化破壊を行ったと言っても良いかも知れません。

ヘイトスピーチもそうですが、他者を許容できない人や団体、国は、いずれしっぺ返しが自分に返ってくることを忘れてはいけないと思います。

 

今月の歩数:293,304歩
今日の体重:68.9kg