とりあえず新幹線の片道で読み終えた。「第六大陸」で有名な小川一水氏の中編小説集である。
内容は
「ギャルナフカの迷宮」
「老ヴォールの惑星」
「幸せになる箱庭」
「漂った男」
の4編である。個人的には、最近発見されてきた「ホットジュピター」と呼ばれる、恒星のすぐそばを巡る惑星に生まれた生物たちの物語である表題作「老ヴォールの惑星」と、最後の「漂った男」が気に入った。もちろん他の2編も面白いのだが、一押しが出来ないので、二押しということで(苦笑)。
ネタバレしないようにここでは書かないが、特に「漂った男」は「おお!こういう表現もあったか!」と思わせる内容だ。これなら国語の教科書に載せてもいいかも。教科書会社の方々、検討してみませんか?