ようやく読了です。

「2050年の世界地図 迫り来るニュー・ノースの時代」
 ローレンス・C・スミス著
 小林由香利訳
 NHK出版刊

地球温暖化がこのまま進んだ場合、気候にはどの様な影響があるのか。それによって産業はどの様に変わるのか?どの様な新しいビジネスが産まれるのか?逆に立ちゆかなくなるものは?そしてそこに住む生物や民族の生活にはどんな影響があり、どの様な変化があり得るのか?などなどを考察した書籍です。

状況が変動していった場合に、生物や社会はそれに対応していきます。残念ながら対応出来なかったものは淘汰されていくわけです。

では一体、「地球温暖化」という変化のキーワードを指定した際、2050年頃に、世界はどのようになるシナリオが想定できるのか。そのためには何をする必要があり、何をしたら/しなかったら世界はどの様に変化するのか?をいろいろと想定した書籍になっています。あくまでもシミュレーションであり、そうなると決まったわけではありません。何故なら、まさしくその通りに環境が変化するかどうかはわかりませんし、人間や社会がどの様な選択をするのかは未知数だからです。

この本では「地球温暖化」の環境面での影響を、現状を事細かく分析するところから始めて、出来る限りありえそうな状況を想定しています。現状についての情報も大量に載せられていますので、それだけでも読む価値はあるかも知れません。

ただ、その部分があまりにも長すぎて(全体の2/3くらいは現状分析)、ちょっと疲れてしまいますが…

 

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