会場
 当日。幕張メッセにまでやって来てびっくりした。どう見てもSF大会とは関係なさそうな人たちがうろうろしている。しかし私もSF大会は初めてである。
「もしかしたらそんな人でも参加する大会なのかも知れない」
とも一瞬思ったが、ダフ屋までいる。
「SF大会でダフ屋?!」
そう、そんなわけはなかったのだ。どうやら近くでコンサートがあったらしい。そのチケット目当てのダフ屋だったのだ。しかし中には意味が良くわからず、
「SFないか、SFないか」
と言っているダフ屋もいたらしい(苦笑)。
で、本チャン。ポスターを宇宙作家クラブのブースに預けて、オープニング会場へGO!

オープニング
 いきなり笑わせていただきました。そうですか、間に合いませんでしたか、オープニングアニメ。Webで公開されるとのことですので、気長にお待ちしておりますね(笑)。
あと「酒」ネタ。主催者は「一応」って言っちゃ~いかんよなぁ~(笑)。20歳未満の未成年は酒はダメだよ~。ちゃんとそう言わなきゃ~。「一応」主催者なんだから~(笑)。

ライブ「教養」
 は、話の落としどころはどこ?結構ドキドキしてしまいました。しかし本当にいろんな事をご存じな方ですねぇ・・・小松先生。高千穂さんが軽くあしらわれ ている様に見える。あの内容を本にするんだから、確かにその努力の量には脱帽です。高千穂さん、鹿野さん、お疲れさまでした。

ファースト・コンタクト・シミュレーション
 盛況。こんなに入るとは・・・。主催者が
「言っておきますが、この企画は面白くありません!」
って言っても誰も出ていかないまま企画はスタートしました。
まずはCJ代表の大迫氏からFCSについてのいつもの解説。続いてゲストの小林泰三氏、林譲治氏の挨拶。林さんのコメントが良かったですね。
「私の挨拶はこの企画と同じくらい面白くないので、これで終わります(笑)。」

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松本零士 モリ・ミノル漫画を語る
 そうか、小松左京氏は漫画でデビューしたのか。これは知らなかった。まぁ、ご本人が封印されていたのだから知らなくても当たり前であるが。
と言うわけで、小松さんは説得されましたので、小松さんが「モリ・ミノル」というペンネームで書いていた漫画は、来年早々に(復刻)出版されるそうです。

トランスジャンル作家パネル
 「瀬名秀明 SFとのセカンドコンタクト」との続きに近い企画。しかしその時間は上の話を聞きに行っていたので、こっちだけ見に行った。

結論その1
「パラサイト・イブ」にSFファンからの非難が集中したのは、「ハードSF信号」を受信したファンがハードSFだと思って読んでいたら、実はホラーだったのでがっかりしたから。

結論その2
SFファンは自分の基準に照らして受け入れられないものを「こんなのはSFじゃない」と言う癖みたいなものがあり、これはハードSFファンに顕著に現れる。

結論その3
瀬名さんが「SFの地位を高めよう!『SFじゃない』を封印しよう」と言ったのにほとんど反応がなかったのは、その前に散々やり尽くした後で、もうその話は蒸し返したくない、と思う人が多く、タイミングが悪かったからである。

などの結論が得られたのだと思うんですが、間違ってるかなぁ・・・?

お笑い架空戦記教室(途中まで)
 林譲治さんなどが参加していたこの企画。夜の8時からですよ。私はと言うと9時には小松左京さんの部屋に行くことにしていたので、その辺をぶらぶらした後、この企画をちょっと覗いてみた。が、ホントに覗いただけで何をやっていたのかまでは把握できなかった。残念。

小松左京氏の部屋へ乱入(宇宙作家クラブ)
 21:00から「宇宙作家クラブ」のメンバーで小松左京さんの部屋を襲撃。いや、小松さんの方から「若い連中と会って話がしたい」という提案があったも ので。押しかけたのは青山智樹さん、あさりよしとおさん、大迫公成さん、小川一水さん、國分利幸さん、笹本祐一さん、瀬名秀明さん、野尻抱介さん、藤崎慎 吾さん、松浦晋也さん、そして私(50音順)。
私は11:40頃までおじゃまして、その後國分さんと共に部屋を後にした。

宿でお休み
 宿に戻る。最初は会場で寝ることも考えたが、さすがにそこまで若くはない。でも私より年齢が上の人でも「徹夜した」とか言っているのは凄い!凄いとしか言いようがない!とてもじゃないが、私にはそんなパワーはない。宿でおとなしく寝ましたとも、ええ。
ただし、私の取った宿は最寄り駅が八丁堀。時間かかるんだ、これが。まぁ、仕方ないんだろうけどね。