宇宙科学シンポジウム

今日はJAXA相模原こと宇宙科学研究所にて「第14回 宇宙科学シンポジウム」です。正確には昨日からなのですが、今日は仕事の合間にちょっと覗こうという魂胆です。いや、気持ちとしては逆のつもりだったんですけど、実質はほとんど仕事してました。

では何とか聴くことの出来たもののうち、気になるネタを。

まずは赤外線天文衛星「SPICA」の現状。
10年以上活動を続けていますが、
まだプリプロジェクトから昇格が出来ていません。これまでESAとの共同開発などの交渉を行ってきましたが、ESA側に更なる協力を求め始めたということで、ESAプロジェクトとして1段階上の規模のプロジェクトとなってしまうとか。するとESAの赤外線観測プロジェクト全体の方針に関わってくるので、方針が大きく変わる可能性が出て来た、と。まだ時間がかかりそうです。一体いつ打ち上げというか、開発が始まるのかすらわからない状態が未だに続いています。
んー、赤外線は個人的にも思い入れがあるので、早く進んで欲しいんですけどねぇ。

 

そしてSELENE2。
こちらもプリプロジェクトですが、現在の着陸候補地点は
5カ所。有力なのはティコクレーターの中央丘で、ピンポイント着陸技術、月面走行技術・登坂技術、越夜技術などが開発できるだろうとのこと。サイエンスとしては、月の内部物質が露出しているだろうと思われる場所なので、月の内部構造や形成史などについてのデータが得られるだろうとのこと。

ただしSPICA同様国際協力を視野に入れており、オプション案その1としては越夜技術や観測機器を海外からということにする可能性もある。すると海外が着目している着陸地点はエイトケン盆地や永久影の様な場所なので、そちらになる可能性も大。科学的成果としては、揮発物質の検出などがあるんじゃないか?と。

さらに、ピンポイント着陸技術のみに特化するという方法(オプション案2)も。すると日本でも同じ内容はSLIMという計画があり、着陸目標地点としてはマリウスヒルで、科学的成果は縦孔の探査が考えられる。
ん? 最後のやつは
すでにSELENE2ではなくSLIMだよね? SELENE2消滅してるよ? 大丈夫なのか? と危惧してしまいます。あとでUZUMEの中でちょっと議論をすると、SELENE2のトップがあの発言するのは大丈夫なのか? とやっぱり気にしていました。

 

ちなみに「いつやるのか? 今でしょ!」「2020年には月から『おもてなし』をしたい」という言葉で発表を締めた所、会場から「ということは表はやめて裏に着陸ですか?」というツッコミが。会場で笑いがはじけていました。

 
あとは火星探査計画「MELOS」。着陸機の方は生命探査を目標にしているとのことでしたが、あくまでも表面を少し掘って探そうという計画のようで、着陸技術でSLIMと連携しているようですが、縦孔を目指すという選択肢は考えていないようです。
 
他にちょっと話を訊いたのはポスター発表での「LISE」計画で考えられている月面設置用のレーザー反射鏡でしょうか。クリアセラムなどの低膨張ガラスを使ったコーナーキューブなどを考えているそうで、SELENE2搭載を目指しているのだそうな。
でもUZUMEでもありですよね。ただし、設置場所はマリウスヒルの方が良さそうでしたけど。

 

今月の歩数:103,729歩
今日の体重:67.2kg