化石銀河

宇宙の化石、「Segue 1」銀河

2006年に発見された「Segue 1」は、しし座の方向、地球から約7万5000光年の距離にあります。大マゼラン銀河までの距離からすると、半分くらいしか離れていません。長軸と短軸の比はだいたい2:1。

何と言っても、こんなに近いにも関わらず発見が遅かったのは、質量が小さい、つまり恒星の数が少ないからです。数は1000個程度しかないと考えられています。これは我々の銀河系の中で、小さめの散開星団の恒星数と同じくらいです。

こんなに少ない、そしてガスの量も少ないので、太陽のような第3世代の恒星が生まれなかったようです。つまり種族IIの恒星がほとんど無い。そのため、宇宙初期に形成された(軽い)恒星がそのまま残っており、これが「化石」と呼ばれる所以となっています。

宇宙初期にはおそらくこのような小さな銀河がたくさん有り、これらが合体を繰り返して大きい銀河になったと考えられています。従って、Segue 1を調べれば、宇宙初期の銀河の様子を知ることが出来ると期待されているわけです。

これからも観測が続けられると思いますので、また新たな情報が出て来ましたら、このブログでも紹介したいと思います。

 

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