質量限界?

これ以上大きいのはない?

星の「体重」、太陽の150倍が限界? NASA発表
恒星の質量に上限 太陽の150倍が限界か

「初期質量関数」というのがある。ガスから星が形成される際に、どのくらいの星が何個くらい出来るかを観測から作成したものだ。英語では「Initial Mass Function」でIMFとも言う。
このIMFだが、褐色矮星が見つかり始めてからというもの、小さい星はどういった割合で出来るのかという研究が主流になっていた。特に褐色矮星から木星型惑星や地球型惑星にはどのように繋がっていくのかは、未だにわからない。
だが、大きい星の方もどれくらいの星まで存在するのかがわからず、どこでカットオフするべきなのかを決められなかった。今回は太陽の1000倍レベルの星はないのでは?という事を示唆しているわけだ。さぁ、150倍というところは、本当に限界線となるのだろうか?あとは近傍で星形成が頻繁に行われている「スターバースト銀河」が詳しく調べられるようになると、もう少し変わるのだろうが。