今日は会社を休んで、これに行って来ましたので報告です。

座長が遅刻ということで、いきなり5分以上遅れてスタート。まずは配付資料の確認。配布されたのは以下の通り。

資料1 ロボットに関する専門家打ち合わせにおける検討結果
資料1-1 高度ロボットによる月探査に関するヒューマノイド系ロボットの検討結果
資料2 月探査の考え方の見直しについて(案)
資料3 月探査に関する懇談会報告書(骨子案)
参考1 月探査に対する意識に関するアンケート結果
参考2 月探査ナショナルミーティングの概要
参考3 米国の宇宙探査に係わるオバマ大統領の所見(概要)

 

最初に資料1を長谷川委員が説明。
ほとんど資料の読み上げだったので、そのうちアップされるであろう資料に対して、公会議にリンクを貼ります。そっちを参照のこと。

続いて資料1-1を井上委員が説明。
月探査は科学の話が中心になりがちだが、ここでは技術フロンティアとしてのロボットということで考えた。もちろん現状の技術等を考えれば、JAXAが出しているローバー型が妥当。がしかし、その中でもしヒューマノイド型をやるとしたらどんなシーンが考えられ、何が技術的要素としてクリアが必要なのかを考えてみた。
その際、探査自体はローバー型に任せる。ヒューマノイド型は基地建設や維持を人間と協力しながら行う。プラス、人間が遠隔操作する分身としての利用というのが望ましい姿。

この分身は2015年くらいまでかけて地球上で実験を行う。可能であれば2020年を目標に月モデルを開発し、2025年までに月面での運用を行う、というシナリオを考える。

その際、こういった開発は現在の宇宙分野だけでなく、いろんな分野からの参入が求められる。また技術の継承や技術者の出入りも想定し、各モジュール間のインターフェースをキッチリと規定し、基盤化する。それによって、様々な分野の最先端の技術を取り込み易くし、各業界が成果を自分の会社に持ち帰り、応用しやすくする。
こういった体制を作る、まさにシステム開発体制のパラダイムシフトが必要だという主張。

毛利委員からももう少し詳しく等、他の委員からの同意も多かったが、これは宇宙以外の産業でも同じで、日本の場合、もっと他業種の成果を取り込み、交流が図られる、まさに今回提言されたシステム開発体制のパラダイムシフトが重要になると考えられるので、このプロジェクトがそのモデルケースになると良い。

 

すみません、続きはまた明日書きます。