昨日は日本時間で夕方に皆既月食がありました。残念ながら近畿の辺りでは本影食が終わり、半影食も終わりかけの状態で月が昇ってきましたので、ほとんど見ることは出来ませんでした。
でもですね。この時に地球の影が月に落ちていると言うことは、逆に月面では太陽が地球に隠されるという会議日食が起こっていたわけです。その様子を今月3日に着陸したアメリカはFirefly社の月面着陸機Blue Ghost(Mission 1)が見ていたわけで、人類史上初の「月面からの皆既日食写真」を送ってきました。
今日の大阪市立科学館友の会の例会でも取り上げましたが、地球は月の4倍もの大きさがあります。地球から見る皆既日食は、太陽と月の大きさがほぼ一致しますが、月から見る皆既日食は太陽よりも地球の方が4倍大きく見えるわけですから、本来ならダイヤモンドリングなど現れるはずがないのです。
ところが写真ではダイヤモンドリングになっています。実はこの場合のダイヤモンドリングは、地球の大気が太陽光で照らされている為に発生するリングに、一部だけ見えている太陽がダイヤモンド部分になっているだけなのです。このあと太陽が完全に地球に隠された場合、地球の大気が光っているリングだけがずーっと見えているという、地球からでは味わうことに出来ない光景が見えているはずなのです。
これ、月に行けるのなら見てみたい光景ですよねぇ。
今月の累計歩数:70,092歩
今日の体重:72.2kg