JTBの話はもう一個のプログの方で書いたので、ここではちょっと違った話を。
高度100kmのとこまで行って帰ってくるだけのものが1000万円、国際宇宙ステーションに1週間滞在するのが22億円、月を一周して帰ってくるのが110億円。みんな凄く高い!と言っているが、ホントにそうか?
まずスペースシャトルというとんでもなく金食い虫で宇宙へ行くことを考える。打ち上げの費用は全部で500億円。この間、野口さん達は7人で行ったので、一人当たりは約70億円。彼らは2週間滞在したが、宇宙ステーションの滞在費は食費ぐらいなので、1週間だろうが2週間だろうが70億円かかる。そうすると、ソユーズで行く国際宇宙ステーション1週間の旅、22億円は3分の1程度で、スゴク格安。もちろんソユーズの打ち上げ費用は1回60〜70億円で、3人乗りだから、22億円というのは妥当な金額なのだが。
次に月一周110億円。アポロがいくらかかったかはもうわからない。3人乗りだけど、確か1機で空母一隻が買えるくらいだったっけ?だとすると5000億〜1兆円。1人当たり2000億〜3000億円か。これも一桁以上安い。つーか、こんな金額で減価償却が出来るのか?
さて、最後に100kmまで行ってくるやつ1000万円。使用される宇宙船であるスペースシップワンの開発費用が22億円程度らしいので、220人乗せれば、まぁまぁ元は取れる計算になる。まぁ、40〜50回飛べば220人くらいなら飛ばせられる。スペースシャトルでも1機当たりは20〜30回しか飛んでいないので、そう考えると1000万円だとちょっと割安かも。
さて、いずれにせよ、民間がドンドン参入し、宇宙へ行く人が増えれば増えるほどロケットの値段も宇宙船の値段も安くなるので、そのうち10分の1くらいの費用で行けるようになるんだろうと思う。いつ頃かはわからんが。