土星の輪

カッシーニから、久々にちょっと一般の人の気を惹くような報告が出てきた。

土星の輪が薄くなる…NASA探査機で観測

土星の輪の成因として有力なのは、周りを公転していた衛星などの小天体が、土星の引力による潮汐破壊を受けてバラバラになり、その周りを回るようになったというもの。当然どこかのタイミングで出来たわけだし、潮汐破壊を受けたというのであれば、破壊される前は十分土星本体から離れたところにいたと言うことだろう。
土星にだんだん近づき、その結果潮汐破壊を受けたのであれば、当然のことながら、いずれ土星に飲み込まれるというか、衝突して無くなってしまうはず。なので、寿命があってしかるべきなのだ。
今回の発見により、どの程度のことがわかるのかはこれからだろうが、破壊を受けた時期と元の大きさなどがわかれば、後どれくらいで消滅してしまうのかもわかるだろう。
ただ、そのころには、今このブログを読んでいる人どころか、我々の子孫が生き残っているかどうかもわからないくらい未来の話だろうが。

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