カテゴリー: 書籍・雑誌

「究極超人あ~る 第10巻」

「究極超人あ~る 第10巻」
 ゆうきまさみ著
 小学館刊

なんと31年振りの新刊です。一旦完結していたにも関わらず、これまでも時々読みきりで復活していました。31年の間に、その読み切りが溜まり、単行本一冊分になってしまったのです。

おかげで、連載が1980年代後半でしたので、今のネタを書くことも出来ず、「サトウのごはん」はないので「サトウの切り餅」になってしまったり、いろいろと不思議な感じの世界が展開しています。もしかしたら11巻も出てしまうかも知れないというのが恐ろしいところです。

 

今月の歩数:151,858歩
今日の体重:73.0kg

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「蒼き鋼のアルペジオ 第16巻」

「蒼き鋼のアルペジオ 第16巻」
 Ark Performance著
 少年画報社刊

思ったよりも早く「アドミラリティ・コード」が登場しましたね。もちろん何をするつもりなのかは全く解らないままなのですが。
以下、次巻ですね。でもまぁ、これで淡々と進んでいた物語が大きく動き出すのかな?

 

今月の歩数:246,361歩
今日の体重:72.0kg

Categories: 書籍・雑誌

「AI VS 教科書が読めない子どもたち」

読了です。

「AI VS 教科書が読めない子どもたち」
 新井紀子著
 東洋経済新報社刊

前半はAI(人工知能)の得意分野、不得意分野などの紹介を、研究者自らがしている書籍です。まぁ、これは何となくわかる。でもそこを何とかして突破したいと思いながらやっていますが。

一方、後半は読解力テストを行った結果の話です。教科書は難しい文章だと言われますが、厳密さを求めると内容はどんどん読みにくくなっていきますし、それは仕方がないと思います。法律なんて教科書よりも読みにくいというか、一般人は理解できない書かれ方をしていると思いますしね。

とはいえ、解らない言葉を読み飛ばし、なんとなく解ったような気になっている人が多いのも事実ですので、そこを何とかしないとAIに取って代わられる人たちばっかりになってしまいますよ、という警鐘も理解できます。

まぁ、そこは教育で何とかするしかないんですけどねぇ…とは言いながら、中でデジタルドリルを否定されていたのは、使われ方の問題、つまり「バカとハサミは使いよう」だろうと私は考えていて、キチンとデータを取るためのデジタルドリルは必要なモノだと考えていたりするので、これからもその方向で進んで行くんですけどね。

 

今月の歩数:122,893歩
今日の体重:72.5kg

「工作艦間宮の戦争」

ようやく読了です。

「工作艦間宮の戦争」
 谷甲州著
 早川書房刊

新・航空宇宙軍史シリーズの2冊目です。2099年に始まった第1次外惑星動乱から40年後、土星の衛星タイタンを中心とする外惑星連合と地球-月系との戦争が再び始まったという設定の物語です。

前巻の「コロンビア・ゼロ」では戦争に至る前段階の物語が中心となり、外惑星連合軍による地球衛星軌道への奇襲攻撃による開戦までが描かれていましたが、今回は少し時間が先に進んでいます。初戦で大損害を受けた地球-月系が、その工業力で何とか外惑星連合に対して巻き返しをするための戦略が描かれています。このシリーズは基本的に技術者の視点から戦争を描くことが多いため、今回も損害を受けた宇宙船を短期間で戦線復帰させるための方策などが示されています。

とはいえ、外惑星連合軍に「意外と戦果が挙がっていなかったのでは?」というショックを与えるために、大きな被害を受けた艦隊を完全に修理するのではなく、安全基準を引き下げることで現場に戻すという考え方は、大変危険なものかもしれません。気密漏れを完全に直すのが無理なら与圧区画として使用しないとか、構造体が毀損したために本来の重量を支えきれないのであれば装備を減らして構造体が耐えられる重量に抑えるとか、付け焼き刃もいいところ。確かにそういう手もあるのだろうとは思いますし、前線だと完全な修理を期待するのは無理なのも解りますが、全ての艦船でこれをやってしまうのは、数の割には戦力として計算ができないというか、能力不足でまともな作戦行動を取れない可能性が残るので、あまり使いたくはない手ですね。

興味があるのは、奇襲攻撃を受けて真っ二つに折れてしまったという航宙艦タウラスを戦線復帰させた方法です。どうやって復帰させたのかが出てはいませんでしたので詳細は不明なのですが、可能性としてはエンジンを搭載した後方部分を修理し、前方はほぼ張り子の虎状態でくっつけるとかでしょうか。もちろん戦闘機動なんかをしようものならすぐに船体が破断してしまうでしょうから、低加速で何とか対処可能な後方支援や情報処理系の艦として運用するという方法ですかね。

次巻でどの様になるのかが楽しみです。

 

今月の歩数:62,878歩
今日の体重:未計測

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「BEATLESS」

読了です。

「BEATLESS」
 長谷敏司著
 KADOKAWA刊

上下巻を頑張って読了です。もともとはNewtypeで連載していたそうですが、アニメ化に先立ち、加筆修正しての刊行だそうです。

で、今回はいろいろと考えた内容を書きます。Facebookやeightに書いた内容をアップグレードしています。

実はこの作品、原作からではなく、アニメから入りました。最初は

「なんじゃこりゃ、アンドロイドの女の子とのラブラブを目指す話か」

と思っていたものの、しばらく見続けると、全く意味が違う事に気がつきました。そして原作を読むと、それが確信に。AIとアンドロイドによって、生活上の面倒な事をどんどん自動化していった22世紀。とっくの昔に人間を越えてしまった超高度AIに支配される事を恐れながら、一方で身の回りの事をAIに任せてしまっている未来。そしてAIに仕事や居場所を奪われたと思っている人々と、AIを駆使して君臨する人々との格差もあり、AIの考えを理解できない、そしてそのAIの進化が人間社会にもたらす理不尽、そういうものを描いている作品なのです。

確かに、仕事でAIを使っていると、今でさえ

「なんでそう判断した?!」

という結果をちょこちょこ出してくれます。今のレベルでさえ、ちょっと人間の理解の範疇を超えているのです。これはたぶん、人間よりも処理能力が高いAIに潤沢な時間を与えると、人間だと時間の制約から無意識のうちに見て見ないようしていたモノに関連性を次々と見つけてくるんだと思います。今は私もAIの見つけてくる関連性や予測と、こちらが事前に想定した結果とで一致する部分を見つめ、それを足がかりに差異が発生した理由をひもとく作業をしています。それで、AIの「クセ」を見抜こうとしているのです。

ですが、もし本当にシンギュラリティがやって来るなり、そこまで行かなくても、人間が意味の解釈を考えるスピードよりも、AIが自動的に関連性を見つける速度が圧倒的に上回ってくれば、「BEATLESS」のような時代がやって来るかも知れないというのは、肌感覚で理解できます。その時にAIが、自分が制御できない人間の動きを、何らかの形でコントロールしようとするだろうという事も含めて。下手するとディストピアが現れるかも知れないわけです。主人公の友人は、AIと人間がお互いを理解できるわけがないと信じ、一方で主人公は人間とAIの間に心の交流に似た何かが生まれる事を期待し続けます。どちらが正しいかなんてわかりませんが。

では私はと言うと、AIに関係する仕事をしていますが、今の私にはAIの進化を止めようという気も無く、たぶん推進する側に居続けると思います。今の「自動化」なら単にマクロとかバッチ処理レベルのRPAでしかないけれど、AIはそれではおさまらない高度なRPAを作るための基礎になるからです。私には、というか人間にはもっともっと自動化したいものが世の中にはたくさんあるので、それを追求し続けると思うわけです。

ただ、それによって仕事を奪われる人がいるのも事実でしょう。なので、それに対応するための教育機会の提供というのが必要になるはずです。

その時に重要なのは、

「機械やAIに仕事を奪われるかも」

という低レベルの話であってはいけません。むしろ、身の回りの世界の大部分がRPAやAIで自動化された時に、人間は何をすべきかという事を、ちゃんと考えておく事でしょう。

そういう意味で、この話はAIとの付き合い方を考える上で、大変示唆に富む話だと考えるのです。

 

今月の歩数:2,549歩
今日の体重:未計測

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ダンジョン飯 第6巻

「ダンジョン飯 第6巻」
 久井諒子著
 KADOKAWA刊

だんだん、最初の頃のモンスターを倒して食事を作るっていうのが薄れてきた感があります。ストーリー中心になりつつあり、もうちょっと初期のところに戻ってくれないものだろうか…

それでも、今回は襲ってきたハーピーの卵。普通に卵焼きにしていたので、それはそれで何か変わった料理にして欲しかったという気持ちが強くなりますよね。

まぁ、次巻以降の楽しみにしておきましょう。

 

今月の歩数:74,827歩
今日の体重:未計測

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「踏切時間 第3巻」

「踏切時間 第3巻」
 里好著
 双葉社刊

なんか、アニメ化されるらしい。企画した人は頭おかしいんじゃないだろうか。こんなマニアックな内容をアニメ化とか…いやまぁ、私には響いているので、良いんだけど…

ちなみに第3巻。個人的には気に入っているポエトと「○○おじさんと私」が入っていなかったので、ちょっと残念ではあります。残念ではありますが、決して面白くないわけではなく、怪談ネタもありますし、第1巻の女優も出ております。いやー、繋がりますねぇ。

 

今月の歩数:147,621歩
今日の体重:71.9kg

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「ヴラド・ドラクラI」

「ヴラド・ドラクラI」
 大窪晶与著
 KADOKAWA刊

ドラキュラ伯爵のモデルになった串刺し公ことヴラド三世(ヴラド・ドラクラ)を扱ったコミックスです。1456年8月にワラキア公国の君主として戴冠するところから始まります。

1456年というのは、オスマントルコ帝国によって東ローマ(ビザンツ)帝国が滅ぼされた3年後です。ここから彼は隣のハンガリーやオスマン帝国に挟まれた小国の君主として、何とか独立を保つべく、様々な手を尽くすわけで、この過程で敵兵士や、反逆した貴族を串刺しにしたことから、「串刺し公」と呼ばれるようになり、やがて、ドラキュラのモデルとなっていきます。ちなみに、この当時、串刺しによる処刑はそれほど珍しいモノではなかったらしいですね。まぁ、後の世からすると残虐で、異常な処刑方法だったからということで、イメージが醸成されていったのでしょうけど。

さて、今後どの様になっていくことやら。実のところ、こういう歴史を漫画で表現するというのが最近多く、結構学習に使えます。他にも「ホークウッド」「ヴィンラント・サガ」「乙女戦争」など、中世ヨーロッパの学習に丁度良いです。そういや、昔、絶対君主制の時代を知りたければ「ベルサイユのばら」を読めってのがありましたよね。

 

今月の歩数:38,668歩
今日の体重:未計測

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RemixOSインストール完了

先日、上手くいかなかったと書いたRemixOSのインストールですが、何とかいけました。まずはBitLockerの無効化です。これをやらないとインストールがそもそも出来ませんでしたので。

そして次にBIOSをいじって、Secure Bootの無効化もします。面倒くさいけど、これもBoot Loaderを動かすのに不可欠でしたので。

この両方をやってしまえば、特に問題無くインストールは完了しました。

ただ、時々ハングアップするんですよね…これが原因も不明でして…もう少し調査するつもり。あと、hontoアプリをダウンロードし、相方が読みそうな本を放り込みました。これ渡しておけば、機嫌良く読んでくれるかなぁ。

 

今月の歩数:11,252歩
今日の体重:未計測

明日、機械がヒトになる

読みかけなので、途中報告。機械とヒトとの境界はどこにあるのか?というテーマで、いろんな研究者にインタビューしたものをまとめている本です。

現在、著者とアンドロイド研究で有名な石黒教授のインタビューの部分を読んでいるのですが、

「人間に『心』なんてないですよ」

というくだりが面白い。人間には心があって、ロボットにはないんだという意見を目にしますが、私も人間には心なんか無くて、あると思い込んでる、という彼の意見には賛成です。

人間も所詮はニューロンネットワークで演算された反応の積み重ねでしかないからなぁ。

詳しい話は、もう少し読み進めてから書きたいと思います。

 

今月の歩数:88,751歩
今日の体重:72.4kg

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