カテゴリー: eラーニングネタ帳

次世代の教育を考える

今やっているウチの会社でサービスですが、サービス開始から9年になります。で、9年前にはあれだけのデータを取っているサービスは無かったので、すごく重宝されました。それも、私が10年以上前に検討した内容があって、それを全部盛り込んだので、当時としてはものすごいモノになったわけです。

ところが、今となっては新しくも何ともない。むしろ、世の中がようやく追いついてきたので、使い易いサービスになり、売れるようになってきたのかなーとか思うわけです。

一方、システムとしては10年以上前に考えた物なので、これからのことを考えると最先端ではない。では次世代を見据えたときに、何が教育として重要なのか、どういうものをサービスとして提供しなければいけないのかを考える必要があるわけです。

んー…さて、どうしようか。残念ながら、今のところあまりまとまったものもないし、方向性も定まってはいません。

それでも何とかキーワードを挙げるとすると、「STS」「STEM」「ICT」「データマイニング」あたりですかねぇ…あとは「ライフログ」あたりも交えるか…

 

今月の歩数:92,273歩
今日の体重:71.2kg

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マニア話

とある小学校で、先生と話をしてきました。いやぁ、マニアックな話になりましてですねぇ…

レゴロゴとか、トロンとか。Townsがーとか。
うわぁ…つまりこの先生、私が教壇に立っていた1990年頃にはすでにデジタル教材を自作していた先生なのです。まだ「eラーニング」などという言葉はなくて、「CAI教育(コンピュータ支援教育)」と呼ばれていた時代です。あの頃は、私もN88BASICなんかでプログラム書いたり、「FD教材データ」という季刊誌(最後は隔月誌になりました)で公開されていたプログラムをそのまま、または改造して高校で使ったりしていました。

この手の話、私は全く問題無くついていけるけど、一緒に行ったウチの会社の30代の女性は完全に置き去り状態。んー、社長と女性のペアで行かせなくて良かった、と思いましたよ。さすがに当時のことは、当時やっていた人間でないと分からんからなぁ。

「また是非、情報交換しましょう」

と言われました。

なかなかマニアックな話は、次の教材開発のアイデアにも繋がりましたので、明日からまた頑張れそうです。

 

あ、これで今月の出張は終わりね。

 

今月の歩数:247,164歩
今日の体重:68.4kg

英語のアクティブラーニングはどうあるべきなのか?

今日もNEW EDUCATION EXPOです。

たまたまセミナーで隣に座ったのが中学校の英語の先生でした。彼女は教務主任もしているそうで、

「今年はアクティブラーニングに取り組もう」

と号令をかけているんだそうな。で、理科や社会ではこんな実例があるらしいよ、と話を振っているけれども、肝心の英語ではどうやったら良いのかさっぱり分からない、と。

アクティブラーニングは、これまでの、生徒が受け身で授業を受ける形式(パッシブラーニングとでも言いましょうか)を脱却し、生徒が自ら問いを立て、自ら調べ、そして結論を導いていくという学習形態です。

まぁ、理科や社会はやりやすい。数学も…出来なくはない。

でも小学校低学年の算数だと結構厳しくなる。何故かというと、自分で考えるにはある程度の知識や技能が身についている必要があるんですが、今から「1+1=2」を勉強するこども達に、自分で問いを立てなさい、って言ったって、技術がないのではっきり言ってキビシイ。

同じ様なことが中学校の英語でも言えるわけで、今、単語を覚え始めましたとか、今、文法を習ってますという基礎の部分をやっている生徒が、自分で問いを立てて英語学習をするって、どうやってやるのよ? って感じ。

まぁ、あれかなぁ…外国旅行へ行ったことにして、そこで困らない英語を身につけようから、文法に落とし込むって考え方かなぁ…そういうのもありかもしれん。

自分がスウェーデン語をやったときの学び方をもう一度思い返してみるか。

 

今月の歩数:219,996歩
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質問力を考える

こういう記事が出ていました。

「いい質問」ができる人は出世する

まぁ、出世するかどうかはともかくとして、しっかりと質問できる能力は、宇宙飛行士や地上管制官に求められる重要な力なのだそうです。だから、前々から注目していたのですが、今回のこの記事で方向性が見えてきました。

特に最後のページで書かれている8タイプは面白い分類です。

【8つの質問タイプ】
●状況確認型質問
「誰が?」「なぜ?」などチェックリストにしたがって状況を確認するための質問

●論理・因果整合性質問
事実関係、理由などを明確にする質問

●矛盾表出型質問
矛盾を突き、論理破綻を自ら起こさせるための質問。単なる揚げ足取りに終わる場合もある

●感情想起質問
そのときの状況と感情を思い出させるための質問

●意欲創出型質問
気持ちをポジティブなほうへ向かわせるための質問

●発想展開型質問
類似、比喩、逆など別視点への展開を行う質問

●本質直視型質問
つまるところ本質は何かを問う質問

これらをそれぞれ磨くための問題群を準備するというのは有りかも知れない。特に営業の人やSEには質問力は重要ですしね。

そしてもう一つ。

デキる人は「3週間分の悩み」を1時間で解消する

こっちの「ニューロロジカルレベル」というのも面白いですね。これらを社会人向けに展開したら結構行けそうな気がする。

 

追記
 よく見たら、7つしかないよ、質問の類型…

 

今月の歩数:278,803歩
今日の体重:69.1kg

ふむ…

小学校~高校までの、全教科…というか、副教科以外の主要5教科について、どういう内容を学習しているのかを研究中です。いやぁ、小学校1年生から高校3年生までって、結構きびしいですねぇ。算数・数学もたいがいですが、国語もかなりきつい。

そして最もしんどいのが社会です。理科はまだ専門なのでどうにでもなるのですが、社会はねぇ…範囲も広いし、

「公民としての素養を身につける」

とか言われても、

「その素養って何よ?」

と言いたくなる状態でして。何が出来るようになったらOKなのかがさっぱりわからんのですよねー。道徳を教科にするって話を聞いた時も

「アホか」

と思いましたが、社会もたいがいだわ。道徳よりはマシだと思うんですけど、これはどうしたもんかいなぁ…

 

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今日の体重:68.5kg

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JMOOCの衝撃

今日は大阪は天満橋にあるOMMビルで開催された

「NEW EDUCATION EXPO2014」

に参加しておりました。その中でJMOOCの話題が今日の最大の関心事だったわけで、彼らの無料オンラインコースがどの様な内容で、何を目指しているのか?を聴きに行ったわけです。

で、衝撃だったのは最後の情報交換会での一幕。日本語で大学の講義のエッセンスを短く再構成したJMOOCの動画講義ですが、これは別に日本でないと見られないわけではありません。海外でも試聴可能なわけですよ。

とすると、例えば医療や介護の高度な内容を、東南アジアの人で日本語が理解できる人が試聴して内容を身につければ、その人は日本国の方針に則って、日本の試験を受けて合格すれば、日本国内で働くことが出来ます。つまり、日本語さえ何とかすれば、自国にいながら日本語の高度な講義を無料で受けられるわけです。

すると、一部の職種については、これまで日本語という参入障壁に守られてきた人々が、こういうやる気が高く、当然能力も高いであろう外国人に職を奪われるという事が起こるかも知れない、と。

もちろん理想論を言えば、日本人はJMOOCで学習して、もっと高度な知識を付けて、さらに付加価値の高い仕事をしなさいという事になるわけですが、勉強する気が無い人を救うことは難しくなるかも知れません。
最終的にはヨーロッパのように、移民に仕事を奪われる層が出てくる、そしてそれによってワーキングプアー層が拡大するかもしれない…という話にまでなりました。

JMOOC。日本人がより高度な専門性を身に付けるのにも役立ちますが、勉強する気のない日本人から職を奪うことにもなる仕組みがついに動き出しました。

 

今月の歩数:257,365
今日の体重:68.9kg

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本日よりEDIXです

本日より、東京ビッグサイトで「第5回 教育ITソリューションEXPO(EDIX)」です。私も説明員として参加。やって来るお客さんと話をし、目星を付けていた他の出展者へのアライアンスの相談に行き…と、いろいろと動いておりました。

明後日まで開催されておりますので、その中で幾つか契約が取れれば最高なんですけどねー。まぁ、引き合いがある程度あるだけでも、初出展であると言うことを考えると上出来なんですかねぇ?

 

今月の歩数:319,701
今日の体重:未計測

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遂に始まった

無料の大規模オンライン講義「JMOOC」が開講

始まりましたねぇ、JMOOC。どんな講座が開講されているのかを確認するのもいいね。もしオンラインで動画を観るだけだったら、これまでのビデオ・オン・デマンド教材と何が違うんだ? と疑問に思ってしまいますが。プラスαのコンテンツがどの程度あるのかを調べてみたいですね。

 

今月の歩数:201,167歩
今日の体重:70.5kg

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論理的に考える技術

最近、仕事で「論理的に考える技術」についてもeラーニングサービスを考えています。もう「コミュニケーション力」とか何でもありな感じです。というか、それくらいいろんなジャンルに対して学習機会を設けないと、現場が困っているのを解消できないというわけでして。

で、参考にと読んだのが下記の2冊。

「出口汪の論理的に考える技術」
 出口汪著
 ソフトバンク刊

「論理的な考え方が身につく本」
 西村克己著
 PHP研究所刊

前者はさくっと読めます。実際、1時間程度で読了。内容としては「読む力」を鍛えることで「論理力」を上げましょう。論理力が身につけば、知識も身につきやすくなるし、他人に対しても説得力を持ってプレゼンテーションできますよ。最終的には論理力と知識を付けることで、「考える力」を上げることが重要です、というもの。
まぁ、そうでしょうねぇ…「読む力」のところで「イコールの関係」「対立関係」「理由付け・因果関係」の3つに気をつけようという話が出ていましたが、最初の2つは、現在提供しているサービスでもやっています。でも3つ目はあまり気をつけては取り上げていないので、これは有りかも知れません。

後者はもっとさくっと読めました。30分くらいですかね。「三角ロジック」「「マクロとミクロ」「ロジックツリー」「マトリックス分析」「ピラミッドストラクチャ」あたりは使えそうなんですがね。でもこれをeラーニングにするのは難しいかなぁ…という感想。もし取り込むならば、相当に練り上げないと上手くいかないでしょうね。
この辺はうちの会社の若い社員の訓練も兼ねて、彼らに考えさせようかな、と思っています。私は後で旗を振って、あとは時々指摘を行うくらい。そう出来ると最高なんですけどね。

 

今月の歩数:262,350歩
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「質問力」

ちょっと古い本なのですが、本日読了です。

「質問力」
 齋藤孝著
 筑摩書房刊

他人から話を聞き出すには「質問力」というのが必要だという話。これは他人とコミュニケーションを取る上で基本となる力であるため、「質問力」は「コメント力」と並んで、コミュニケーション力の基本だとも書かれています。

特に「本質的で具体的な質問をどれだけ出来るか」というのが重要だとか、「質問力の技として『沿う』『ずらす』が重要だ」とか、なかなかに面白い内容です。

実はeラーニングの新サービスを模索している中で「質問力」というのを注視していまして、その基本というか根本を勉強しようと買ってきた本だったりします。これまでは漠然としていた「質問力」というキーワードが、心の中に「すっ」と落ちてきましたので、非常に良い本だと思います。

ただし、後半のあたりはeラーニングでは難しいので、まずは基本的なところを身につけるサービスというのを模索しようと考えています。いや、もうある程度、構想は出来ているんですけどね。

 

今月の歩数:129,856歩
今日の体重:66.9kg