化石銀河

宇宙の化石、「Segue 1」銀河

2006年に発見された「Segue 1」は、しし座の方向、地球から約7万5000光年の距離にあります。大マゼラン銀河までの距離からすると、半分くらいしか離れていません。長軸と短軸の比はだいたい2:1。

何と言っても、こんなに近いにも関わらず発見が遅かったのは、質量が小さい、つまり恒星の数が少ないからです。数は1000個程度しかないと考えられています。これは我々の銀河系の中で、小さめの散開星団の恒星数と同じくらいです。

こんなに少ない、そしてガスの量も少ないので、太陽のような第3世代の恒星が生まれなかったようです。つまり種族IIの恒星がほとんど無い。そのため、宇宙初期に形成された(軽い)恒星がそのまま残っており、これが「化石」と呼ばれる所以となっています。

宇宙初期にはおそらくこのような小さな銀河がたくさん有り、これらが合体を繰り返して大きい銀河になったと考えられています。従って、Segue 1を調べれば、宇宙初期の銀河の様子を知ることが出来ると期待されているわけです。

これからも観測が続けられると思いますので、また新たな情報が出て来ましたら、このブログでも紹介したいと思います。

 

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おっと、これは良いかもしれん

スマート望遠鏡、登場。アプリで見たい天体を探してくれる

前々からCelestronのシュミットカセグレンが1台あると便利だなぁ、と思っていた。何度か中古で探してみたりとかしていたんだが、こんな物が出るとな?

問題は自動導入する前の、初期設定ですな。これはアプリと望遠鏡で同じ天体を観ろって事なのかな? それを3天体やれば、同期が可能、と。理屈としてはわかるんだが、それって、素人にはハードルが高くないかなぁ…我々は何を見てるか理解しながらやれるけど、自動導入を当てにしている素人は、まずその最初の設定でこけそうな気が…まぁ、素人には勧めるな、ってことなのかもしれんけど。

 

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間に合いそうにない…

明日から河口湖町で「第4回 月の縦孔・溶岩チューブ探査研究会」が開催されます。

まぁ、それはそれで良いのですが、困ったことに明後日、土曜日に10分間の発表時間を強制的に割り当てられています。ちなみに明日は富士山麓に幾つかある風穴の中に入っての実地調査です。これは2年前に参加しているので、今回はパスしました。いや、仕事が忙しすぎて、とてもじゃないけど会社を休んで参加できるような余裕はないんですよ。

ですので、私の参加は明後日からなのですが、なにぶん10分も喋るようなネタが全く準備出来ていません。というか、ネタすら集められていません。もう明日の新幹線の中で、2時間くらいでネタを決めて、資料を集めて、無理矢理パワーポイントを作成するしかないんですよ。いや、下手したらそこでも仕事をしなければならないかもしれないわけで、そうなると、明日は徹夜ですよ。

んー…やっぱり間に合わんかなぁ…

 

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宇宙科学シンポジウム

今日はJAXA相模原こと宇宙科学研究所にて「第14回 宇宙科学シンポジウム」です。正確には昨日からなのですが、今日は仕事の合間にちょっと覗こうという魂胆です。いや、気持ちとしては逆のつもりだったんですけど、実質はほとんど仕事してました。

では何とか聴くことの出来たもののうち、気になるネタを。

まずは赤外線天文衛星「SPICA」の現状。
10年以上活動を続けていますが、
まだプリプロジェクトから昇格が出来ていません。これまでESAとの共同開発などの交渉を行ってきましたが、ESA側に更なる協力を求め始めたということで、ESAプロジェクトとして1段階上の規模のプロジェクトとなってしまうとか。するとESAの赤外線観測プロジェクト全体の方針に関わってくるので、方針が大きく変わる可能性が出て来た、と。まだ時間がかかりそうです。一体いつ打ち上げというか、開発が始まるのかすらわからない状態が未だに続いています。
んー、赤外線は個人的にも思い入れがあるので、早く進んで欲しいんですけどねぇ。

 

そしてSELENE2。
こちらもプリプロジェクトですが、現在の着陸候補地点は
5カ所。有力なのはティコクレーターの中央丘で、ピンポイント着陸技術、月面走行技術・登坂技術、越夜技術などが開発できるだろうとのこと。サイエンスとしては、月の内部物質が露出しているだろうと思われる場所なので、月の内部構造や形成史などについてのデータが得られるだろうとのこと。

ただしSPICA同様国際協力を視野に入れており、オプション案その1としては越夜技術や観測機器を海外からということにする可能性もある。すると海外が着目している着陸地点はエイトケン盆地や永久影の様な場所なので、そちらになる可能性も大。科学的成果としては、揮発物質の検出などがあるんじゃないか?と。

さらに、ピンポイント着陸技術のみに特化するという方法(オプション案2)も。すると日本でも同じ内容はSLIMという計画があり、着陸目標地点としてはマリウスヒルで、科学的成果は縦孔の探査が考えられる。
ん? 最後のやつは
すでにSELENE2ではなくSLIMだよね? SELENE2消滅してるよ? 大丈夫なのか? と危惧してしまいます。あとでUZUMEの中でちょっと議論をすると、SELENE2のトップがあの発言するのは大丈夫なのか? とやっぱり気にしていました。

 

ちなみに「いつやるのか? 今でしょ!」「2020年には月から『おもてなし』をしたい」という言葉で発表を締めた所、会場から「ということは表はやめて裏に着陸ですか?」というツッコミが。会場で笑いがはじけていました。

 
あとは火星探査計画「MELOS」。着陸機の方は生命探査を目標にしているとのことでしたが、あくまでも表面を少し掘って探そうという計画のようで、着陸技術でSLIMと連携しているようですが、縦孔を目指すという選択肢は考えていないようです。
 
他にちょっと話を訊いたのはポスター発表での「LISE」計画で考えられている月面設置用のレーザー反射鏡でしょうか。クリアセラムなどの低膨張ガラスを使ったコーナーキューブなどを考えているそうで、SELENE2搭載を目指しているのだそうな。
でもUZUMEでもありですよね。ただし、設置場所はマリウスヒルの方が良さそうでしたけど。

 

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ポスター発表原稿完成

明日、明後日とJAXA相模原(宇宙科学研究所)にて「宇宙科学シンポジウム」という研究会が開催されます。

私も「UZUME Project」の一員としてポスター発表を依頼されていたのですが…先ほど、ようやく完成しました。通勤電車の中で作ること2日。家に帰ってから寝るまでのわずかな時間のみで作り上げないといけないわけで、こりゃ大変だわ。

完成した原稿はメールで送り、印刷して掲示してもらえる様に手配しました。明後日は営業を兼ねて、どんな感じになっているのかを覗きに行く予定です。

さて、明日から東京出張。そろそろ寝るか。

 

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「ヒッパルコス」の次は「ガイア」

超高精細の宇宙望遠鏡打ち上げ、銀河の立体図作成へ

ヒッパルコス衛星は約200万個の恒星の位置測定をした天文衛星でしたが、今回はその200倍、10億個の恒星の位置測定を最終目標にしています。これにより、銀河系の約1%の恒星の位置を特定し、銀河系の構造や内部に取り込まれた矮小銀河などを探すことができると考えられています。

衛星は今後ラグランジュポイント(L2)に設置され、2018年まで5年間を基本ミッション期間として観測を行うこととなります。

 

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明日から合宿

明日から串本で、大阪市立科学館友の会の合宿です。よりにもよって、特異日を含んでいるというのに、雨予報…なんじゃそりゃ。

しかもですね。2泊3日ならどちらかは晴れるでしょう、ということだったのですが、両方とも微妙な天気という予報。こりゃ参ったなぁ…

仕方が無いので、急遽本格的に喋りネタを作ります。

 

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百万光年早い

というセリフを言ったプロレスラーがいたということを、Twitterの@astrophys_tanの呟きで、今日知りました。どうもミスター・ポーゴ(本名:関川哲夫)という人物らしいです。

「オレ様に刃向かうのは100万光年早いんだよ」

というのが正式な発言なのだそうですが、これって微妙な距離ですよねぇ…

「10万光年」だと、銀河系の直径くらいですので、「あー、恒星間の距離どころか銀河系を端から端まで行かなきゃいけないくらい遠いんだー、時間かかるなー」と思いますが、

「100万光年」だと、アンドロメダ銀河までの距離の半分未満ですので、「あ、以外と近い」と思ってしまいます。この距離だと、恒星同士の距離ではなく、銀河同士の距離が基準になってしまいますので、10倍の距離になっているにも関わらず、近く感じるんですよね。アンドロメダ銀河は230万光年ですし、一番近いおとめ座銀河団までは1000万光年。100万光年は近いです。

宇宙論的距離を持ち込むなら、いっそ「100億光年早い」くらいにしてもらった方がいいですね。と、もうすでに使われていないであろうセリフに、あえてチェックを入れてみました。

 

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無理でしょ

世界初、宇宙に向けた広告メッセージ「スペースアドプロジェクト」始動!–UHA 味覚糖が新食感リフレッシュメント菓子をアピール

マジレスで申し訳ないけど、これ、宇宙人が居たとしても、まず理解してもらうの無理だから。

まずですね、情報を電波に乗せるってのは大変難しいんですよ。例えばラジオとかテレビとかで考える。ラジオの場合、音声を電波に乗せるには、

1)マイクで拾って電気信号に変換する
2)電気信号を電波に変換する。その際、AM変調またはFM変調のどちらかを選ぶ必要がある。しかも変調の具合も調整が必要である
3)受信した機械は、それをAM変調またはFM変調のいずれかであることを知り、さらにどの様に変調具合が調整されているのかを知った上で、これを元の電気信号に戻す4)電気信号をスピーカーで音声に変換する

という手続きが必要です。1)と2)は送信側の問題ですが、3)と4)は受信側の問題。通常は1)から4)が国際規格などで規格化されているからこそ、送信も受信も問題なく出来ます。

しかしどこに居るかも分からない、しかもそんな姿をしているかもわからない宇宙人相手となると、そもそも3)、4)のルールを相手は知らないわけです。
なので、そのままだと、そもそも3)の部分がクリアできません。つまり何らかの電波を受け取ったとしても、それを適切な電気信号に変換すら出来ないと言うことです。

更に悪いのは、奇跡的に電気信号に変換できたとしても、今度はそれを音声に戻すことが出来るかは分かりません。

戻すことが出来たとしても、そもそも相手が音声を聞く能力を持っているのかどうかはわかりません。また、人間と同じ可聴域である保証もありません。そこはもしかしたら適当に自分たちの可聴域にずらすのかもしれませんが…

その上で、ようやく「地球の言語を理解できるのか?」というところにたどり着くことが出来ます。

つまり、電波を送れば分かってもらえるなんてのは寝言も良いところで、そもそもそれが電波から意味のある元の情報に戻すことすら出来ない可能性が高いと言うことです。

これは逆もまた真なりで、どこかにいる宇宙人からの信号を受け取ることが出来たとしても、そもそも彼らが意図した情報に戻すことが出来るかどうかすら怪しいわけです。ですから、情報のやりとりが簡単にできるなんてのは夢物語だと思いますよ。

ちなみにUHA味覚糖の特設サイトはこちら

 

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購入候補

望遠鏡の接眼レンズに装着するカメラ『デジアイピース』KDE-20D発表、2インチ液晶搭載

大阪市立科学館友の会メンバーでも話題になっていたのですが、これはちょっと欲しいですね。いや、自分で見る分には必要ないのですが、観望会を行う際にうまく望遠鏡を覗けないこどももいますからね。こういったこども対策にはちょうど良いのですよ。

8月には近所のこどもたち相手の観望会を行う予定ですしね。とはいえ、ホントに買うかどうかは、お財布と相談しないといけないので、結構厳しいんですけどね…

 

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